あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2017年葉月蝶人花鳥風月狂歌三昧 補遺その3

2017-09-10 13:15:37 | Weblog


ある晴れた日に 第476回


凡庸な我にしあれば凡庸な詩を書き凡庸な歌詠む

即決せよ即決せよと迫りくるお前は何者ヤフーオークション

なんだよ結局降らないのか天気予報って当たらないな

下肢をピント空に立て雄を待受けている雌紋白蝶

テポドンが東京に落ちても人々は安倍蚤糞支持を止めないだろうな

故知らず電信柱傾きたればいつもの鳶頂きにとまらず

最後まで諦めなかった横綱を神も仏も見捨てなかった

食草を根絶やしにした人たちが蝶が減ったとみな寂しがる

現実に少しも向きあわぬあなたにははっきり言って失望したよと息子は嘆く

見る夢にだんだん粘りが無くなって来た寄る年並みのせいなのかどうか

困ったらとりあえず第3者委員会に丸投げてしばらく様子を見ることにする

できるだけ自我を離れて作歌するという君の主張は謎めいている

肝心の財布を忘れて街に出る我の阿呆よ阿呆の我よ

障がい児を持ちたることの喜びはどちらか死ぬまで一緒に暮らせる


   猛烈な勢いで死に向かってるなぜだかそれをいつも忘れて 蝶人
コメント
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