照る日曇る日 第1320回
これは「わたしには きらいなひとがいる。なんにんか、いる」と言うて始まる
ちょっと風変わりな、というより哲学的な童話ずら。
主人公は、その「嫌いな人を嫌う状態を放置していてはまずい」と考える女の子なので、ああでもないこうでもないとその解決策に頭を痛めるのだが、その懸命な努力もむなしく、最終的には「アイツなんか大嫌い」で終わってしまうのである。
彼女が嫌いなのはほんの数人だけらしいが、私が大嫌いな人物はシンゾー、トランプをはじめ沢山いるから、毎日「ころべばいいのに」と呪文を唱えているのだが、これが「七転び八起き」どころか、死んでも転びそうにない連中なので、困ってしまう。

耕君がナチスドイツに生まれていたら障害者ゆえ殺されていたかも 蝶人