ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Dub Master / King Tubby

2024年12月27日 | レゲエ・スカ

The Dub Master / King Tubby (2011)

9月のエイドリアン・シャーウッド(Adrian Sherwood)の来日公演の直前に久しぶりにダブ・レゲエを聴いて、気分が盛り上がり購入した1枚。ダブの王様、ミキサーのキング・タビ―(King Tubby)に焦点を当てた編集盤。各アーティストの曲で彼がダブを手掛けたヴァージョンが詰め込まれている。収録アーティストと曲は以下の通り。

01 Augustus Pablo – King Tubby Meets The Rockers Uptown
02 Jackie Edwards & The Aggrovators – The Invasion (Version)
03 Dennis Brown & The Observers – No Conscience
04 Johnny Clarke & The Aggrovators – A Ruffer Version
05 Rupie Edwards All Stars – Buckshot Dub
06 Horace Andy & The Aggrovators – A Better Version
07 The Observer – Youth Man
08 Tommy McCook & The Aggrovators – Jah Love Rockers Dub
09 The Techniques All Stars – Stalag 17 Version
10 Owen Gray & The Aggrovators – I Trim The Barber (Cut Through Dub)
11 The Upsetters – Three Times Three
12 Cornel Campbell & The Aggrovators – A Dancing Roots Version
13 Augustus Pablo  – The Big Rip Off
14 Johnny Clarke  & The Aggrovators – A Harder Version
15 Horace Andy & Mafia All Stars – I'm Alright Version
16 Dennis Brown & The Observers – New Style
17 Leroy Smart & The Aggrovators – Channel One Feel It
18 The Upsetters With Dillinger – Dub Organiser
19 Lord Creator & Eccles' All Stars – Kingston Dub Town
20 Tommy McCook & The Aggrovators – African World Wide

学生の頃にこの辺りの音源にハマってよく聴いたのだが、当時はレコードが主流で今ほど親切で高音質な編集盤は無いし、そもそも関する情報が圧倒的に少なかった。CDではほとんど出ていないので中途半端なレコードに手を出して酷い音だったり、ジャケ買いして失敗したりと散々(苦笑)。それでも時間だけは沢山あったのでよく聴いた。ここに収録されている曲や強調されたリズムも耳に馴染みのあるものが多い。何しろ今では当たり前の”ヴァージョン”というリメイクの手法が革新的で大好きだった。

これだけのアーティストを手掛け、しかも大昔の人ではないのにキング・タビ―はずっと謎が多い人物。最近でこそネットを調べれば彼のバイオグラフィーは出てくるが、当時(80年代後半~90年代)はジャケットにクレジットされている名前や、他のアーティストの記事でしか知らなかったもんなァ。こういうバスドラとベースがドンドンブンブン鳴り響く音源は、やはり低音をしっかり再現出来るサウンド・システムが必要。ウン十年振りに再構築したオーディオ・システムで爆音で鳴らしたら快感。

ネット・ショップにて購入(¥780)

  • Label ‏ : ‎ Imports
  • ASIN ‏ : ‎ B06XSSLDMX
  • Disc ‏ : ‎ 1

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2 コメント

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不思議な浮遊感 (ミュウ)
2024-12-28 06:00:02
久々に、こうした音楽を耳にしました。
なんとも不思議な感覚ですね。
ぼーっと、聴いていると、感覚が研ぎ澄まされるというか、浮遊感を感じるというか、ちょっとドラッグ体験っぽい感じになります。
私はサイケデリック・ロックでも、そんな感覚を得るのですが、こちらの方が耳に優しい(笑)。
確かに、いいオーディオシステムだと、リズムのパワーが違うでしょうね。
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Unknown (ハリー)
2024-12-28 08:05:20
ミュウさん、こんにちは。

>不思議な感覚
>ドラッグ体験っぽい
>サイケデリック・ロック

本当ですね。こういう音楽の起源にはそういった文化が不可欠だったでしょう。
ジャマイカといえば葉っぱが宗教と結びついてますし。でもストレートな時でも
いい気持ちになれるんですよね。もちろん鳴っている音楽の種類が自分の肌に合う
っていうのが最低の条件でしょうが。

>いいオーディオシステム

やっぱりPCやイヤホンで聴いている音楽とは別物になりますよね。
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