久しぶりに岐阜県土岐市の駄知町を散策。以前に見学した町にいくつか残っている古い建物もまだそのまま残っている様子。こちらには「千古乃岩酒造」がある。創業は明治42年(1909)で、酒造の前は醤油や味噌を醸造していたのだとか。お邪魔したのはその販売店「尾張屋商店」。風格ある店舗は裏手が酒造所になっている。木戸を引いて中に入ると古い酒屋ならではの土間に木製の棚があり商品が並んでいる。この日は「千古乃岩・辛口純米酒」と「吟醸酒」、それに後は調味料のみが陳列されていた。出ていらした女将さんに訊くと「休み(休日)やでこんだけしか…。」とのこと。そこで「千古乃岩・辛口純米酒」の4合瓶を購入した。
家に帰ってまず”ひや”で呑んでみた。瓶には”さわやかでピリピリしない”と書かれていたが、そういうのが辛口の酒に対する一般的な感想なのかな。自分もよく呑むこの地方の酒は多治見の「三千盛」を始め、わりと一般的なのであまり考えたことなかった。日本酒度がどれくらいとかの数字的な事は知らないが、言うほど辛口(これも微妙な表現だが…)の特徴は強くなく、すっきりと軽快に呑んでいられる。自分は精米歩合に関係なく大抵の酒を燗してもいただくので、こちらもぬるめに燗してみた。この方が立ち上がって来る香りがいいが苦手な人にとってはこれが嫌なのかも。ただ4合瓶って少ないので味わいを言語化する前に無くなってしまうのが…(笑)。(勘定は¥1,540)
↓ 店の裏手の「千古乃岩酒造」の酒造場。こちらに赤い郵便ポストがあるってことは昔はこちら側が表通りだったりして。
尾張屋商店 (千古乃岩酒造株式会社)
岐阜県土岐市駄知町2177-1
( 土岐 とき だち おわりやしょうてん ちごのいわしゅぞう ちごのいわ 千古乃岩酒造株式会社 酒蔵 醸造所 日本酒 純米酒 本醸造 )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます