岐阜市日光町にある蕎麦の名店。旧店舗の時代から何度も訪問しているが、現在の店舗になった時に子供の入店が禁止になってしまい、しばらく行けなくなってしまった。その間に蕎麦が好きだった子供が蕎麦を好まなくなってしまってしばらく足が遠のいていたが、また最近1人の時に訪問するようになった。
午後遅い時間だったので静かな店内に凛とした空気が流れていて心地良い(ちなみにこの店は中休みをとらず昼で営業が終わるはず)。蕎麦を2枚頼み、1枚を「ざる」に、もう1枚を「手碾き」にしてもらった。「ざる」はざらついた表面で香りはさほどでもないが喉越しがよい。続いて「手碾き」は太めでしっかりとした歯応え。口に入れると香りが広がり歯切れも良く楽しめる。どちらもそれぞれ旨い。つゆは自分の好きな濃いめの辛め。昨今は出汁の風味の強いマイルドな蕎麦つゆが多いが自分はここのようにきりっとしている方が好み。
蕎麦とつゆの加減といい、店の佇まいといいこの辺りでは最も自分の好みに合っている。こういう雰囲気の店でこういう蕎麦を出したいという店の方針が全てに行き届いている感じ。でも昔のように幼児用の食器を出してくれた大衆的なお店だった頃もちょっと懐かしいかな。
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胡蝶庵 仙波
岐阜県岐阜市日光町3-26
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