Where There's Smoke There's Cheech & Chong / Cheech & Chong (2002)
このコンビを知ったのは80年代のアメリカ。今もそうだと思うけれど知らない人はいない大人気コメディアンで、ネタはドラッグ関係ばかり。これ最高だよと「Up In Smoke」のVHSビデオを友達に見せてもらった。すぐに全ての内容を理解した訳ではないが、全編にそっちのネタが散りばめられているので、アメリカでの生活に慣れてスラング(俗語)が分かるようになってくると俄然面白くなってくる。そして後に彼らがスネークマンショーのネタ元だと知るようになった。
日本に帰って来てから中古レコード店でアナログを探しまくりほとんどを手に入れた。アナログ盤はどれもジャケが凝っていて、マリファナ煙草を巻くペーパーが付いていたり、特殊ジャケになっていたりと今のCDでは絶対味わえない楽しい造りになっていた。
このアンソロジー2枚組は通常アルバムと同様ほぼ寸劇ばかり。途中で映画の挿入曲や、チーチ(Cheech Marine)がソロで出して小ヒットになった曲を挟んでいる。ヒアリングが出来る方ならおすすめだが、ある程度米語のスラングを知らないとチンプンカンプンかもしれない。
こんなコメディアルバムでも音楽のバックメンバーは物凄い面子が入っていたりする。ライナーノーツを見たらビックリするかも。1974年の「Basketball Jones」という曲にはリードギターにジョージ・ハリソン(George Harrison)、ベースはクラウス・ヴーアマン( Klaus Voorman)、ドラムはジム・ケルトナー(Jim Keltner)、キーボードにはキャロル・キング(Carole King)、ニッキー・ホプキンス(Nicky Hopkins)、ビリー・プレストン(Billy Preston)、コーラスはロニー・スペクター(Ronnie Spector)とミシェル・フィリップス(Michelle Phillips)と信じられないメンバー!
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