5 Classic Albums Plus Bonus Singles / Little Richard (2011)
最近よく出回るようになった廉価盤CDシリーズ。古いジャズ、ブルース、R&Bの様々なアーティストの作品が複数枚にまとめてCD化され発売されていて、権利関係とかどうなっているのかは分からないが、一応正規発売だし音質は良い。値段も激安。ものによっては「Degitally Remastered」と銘打ってあるものもある。残念なのはジャケットの再現がないことと、詳しい楽曲データが載っていないこと。これがあったらもっと凄いのに。
これはリトル・リチャード(Little Richard)のデビューから5作品+αが4枚のCDに収められている。最初の2枚は特有の強烈なヴォーカルとご機嫌なピアノを楽しむ事が出来て最高。そういえば彼の場合フリーキー過ぎるのかブギウギピアニストとしての評価はあまり聞かないな。
それが3枚目になるとガラっと雰囲気が変わり、大人しくなってしまう。というのも彼は人気絶頂だった50年代後半に突如引退して牧師になり、ロックは「悪魔の音楽だ」(笑)とゴスペルを歌うようになったから。その後60年代に入ってすぐ復帰するんだから訳が分からない。たった数年か、おい(笑)。
ま、それは別としてエネルギッシュな1、2、4枚目は聴き応えあり。現代の数々の名アーティストが子供の頃にラジオにかじりついて聴いていたであろう名曲の数々は、時代は感じさせるけれども素晴しいのひと言。それにしても新古品の4枚組で250円って…。
ブックオフにて購入(¥250)