ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Vintage / Rod Stewart

2021年07月28日 | クラシック・ロック

Vintage / Rod Stewart (1993)

ロッド・スチュワート(Rod Stewart)のコンピレーション盤。ずっと前に発売されていたので存在は知っていたが、マーキュリー期のコンピ盤(というかほぼ全曲集)は持っているので正直ほぼ必要のない盤。でもずっと気になっていたし、何よりコンピ盤好きなので、安かったこともあってとうとう買ってしまった。何しろこの時期のロッドは最高。ソロ活動とフェイセズ(Faces)とのバンド活動は平行していたし、バックの演奏にはそのフェイセズの連中が起用されているのでショービズ界の厳しさ(←フェイセズの連中にとって)も垣間見えるが、出来上がった音楽は最高なのだった。

ロッドのハスキーなヴォーカルは、まだまだ初々しさもあるが、やはりセクシーで唯一無二。今の懐メロ歌手と化してしまったロッドとは別物(→最新の噂では現在フェイセズとしてレコーディングをしているらしいが…)。フェイセズではオンステージ、オフステージ問わず酒浸りだったらしいが(喉が酒で焼けていただろうか・笑)、どこを切り取っても味わい深く、かっこいい。もちろん全てではないにしろ、ロニー(Ronnie Wood)やマック(Ian McLagan)の貢献度は大。それに古くからロッドと活動しているドラマー、ミッキー・ウォーラー(Micky Waller)のドタドタとした独特なドラミング、スライド・ギターやアコースティック・ギターの音色が、この時期のイギリスのロック・バンド特有の泥臭さというかカントリーっぽい雰囲気を演出している。

中古店にて購入(¥430)

  • Label ‏ : ‎ Island / Mercury
  • ASIN ‏ : ‎ B000001E1I
  • Disc ‏ : ‎ 1
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