Rock'n Roll / New York Dolls (1994)
元ニューヨーク・ドールズ(New York Dolls)のデヴィッド・ヨハンセン(David Johansen)が亡くなった。ドールズのオリジナル・メンバーはみな既に鬼籍に入っているから、最後のメンバーということになる。少し前から病状が伝わってきていたので長くはないだろうと予想もしていた。自分が最初にドールズを聴いたのはCD黎明期だから80年代の半ば頃。大枚(当時)をはたいてロックの名盤をCDで何枚かまとめて購入したうちの1枚がドールズのファーストだった。ただ自分は別名のバスター・ポインデクスター(Buster Poindexter)としての映画やテレビ番組での活躍の方をリアル・タイムで経験しているので、そちらの印象の方が強いかな。いかにもショービズ界のアメリカ人らしい猥雑で大口叩きのエンターテナーとしての彼。
バンドとしてのドールズは正直ピンと来なかったが、後に(オリジナル)パンク・ロックを聴くようになり、その文脈で彼らを再認識した次第。けばけばしい化粧と衣装の彼らの動く姿を早くから観ていたのならもう少し印象は変わったかもしれない(→当時は今のように動画が見られなかった時代なので無理だったろうが)。でも全然売れなかったらしいし、当時の日本での評価はどうだったんだろう。セカンドは中古レコードで購入。後追いで聴いた2004年の再結成ライヴはその素晴らしい出来にビックリしたなァ。スコセッシ(Martin Scorsese)が監督した映画「Personality Crisis: One Night Only」も観たことがないので探してみようっと。追悼は自分が所有している1994年に発売されたこのコンピ盤。タイトル通り、彼らの活きのいい猥雑でルーズなロックン・ロールがこれでもかと詰まっている好盤。R.I.P.
- Label : Mercury
- ASIN : B00005FGK0
- Disc : 1
Davd Johansen (1950-2025)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます