Alone With Chrissie Hynde (DVD) / Chrissie Hynde (2018)
大好きなロック婆さん(←もう姉さんとは呼べない…)クリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)のドキュメンタリー作品。嬉しい事にボーナス映像として1981年のオリジナル・メンバーによるRockpalastのライヴが丸々収録されている(というかこれを買った理由もコレ)。メインはブラック・キーズ(Black Keys)のダン・オーバック(Dan Auerbach)がプロデュースしたプリテンダーズ(The Pretenders)のアルバム「Alone」発売前後のクリッシーへの密着。ライヴやラジオ出演時の映像を挟みながら彼女の日常を切り取って様々な発言を引き出している。相変わらず丁寧な口調とは言えないが、菜食主義だったり、ヒンズー教に傾倒していたり、絵を描いたりする彼女のもう一つの面も浮き上がらせている。恋多き彼女だけれど、今はパートナーが居ないのかな。ライヴ映像は完奏無しなのが惜しい(これもボーナスで付けてくれればいいのに)。歳をとったがやっぱり彼女の正直な生き方はカッコイイ。
ボーナス映像というか目玉はオリジナル・ラインナップでのライヴ映像。Rockpalast(※ドイツの有名なテレビ音楽番組)なので珍しくはないが、正規映像なのはやっぱり嬉しい。この後にギターのジェームス(James Honeyman-Scott)とベースのピート(Pete Farndon)が相次いでドラッグのオーヴァー・ドーズによって亡くなるので、その意味でも貴重な映像ではある。ファーストとセカンド・アルバム収録曲の、溌剌とした上り調子のライヴが楽しめる。ここでのクリッシーはもちろん若いが実は当時既に30歳。彼女のその後を見るとこのDVDの前半に出てきた本人(当時67歳)はなかなか健闘しているというか、歳不相応に若い。さすが現役ロックンローラー。声の調子が昔とあまり変わらないように聴こえるのは女性だからか、それとも彼女が特別か。
amazonにて購入(¥1,458)
- Label : Eagle Rock
- ASIN : B07B62QP5P
- Disc : 1
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます