ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ダンラン亭 @名古屋市中区・矢場町

2017年10月29日 | 名古屋(中区)

名古屋パルコの西側にある食事処「ダンラン亭」へ。年季の入ったほぼオープンな店舗の中に入ると、カウンター席と、奥に座敷席がある。雑然とした店内のカウンターの上にはいくつもの惣菜が大皿に盛られていた。壁に掲げられたメニューの数はそう多くないが、洋食のような中華のような不思議なラインナップ。とても気のいい主人が他の客と喋っているのを聞いているとこっちも自然と笑顔になる。なんとも明るくて楽しい方のようだ。給仕の奥様に「ステーキ定食」を注文。ちょっとステーキっていう感じじゃない店なので逆に気になったのだ。「あいよっ」とばかりに主人が調理を始めた。焼き加減は「ミディアムレア」(主人のおすすめ)で。ステーキ肉を焼き始めた主人が平皿にカウンター上の惣菜を次々とのせていく。え?あれ付け合わせなのか…。その種類と量に怯み、思わずご飯を少なめでお願いすると…「そんなこと言わんとー」「本当に?」「いいの?少なくして」「お代わりって言ってよー」と渋々引き受けてくれる(笑)。根っからサービス精神が旺盛な方のようだ。

しばらくしてステーキの皿と、ご飯と味噌汁が置かれた。「焼き直しも出来ますよ」と奥様。そのステーキの皿にのったつけ合わせは、煮物、スパゲッティ、玉子焼、ゴーヤの入ったひじき、それに麻婆豆腐…(笑)。もう何を頼んだか忘れそうになる。スゴイ…。ステーキは肉の表面に粒マスタードがまぶしてあり、その上からケチャップがかかっているという独特な味付け。サーロインだろうか、この値段の割に肉質は悪くなく大きさも充分。焼き加減は注文通りで、軽く焼き目が付いている。。味付けがケチャップなのでアレだが、惣菜もたっぷりなのでご飯が進む。ざっくばらんな雰囲気なので突っ込みどころはあるが、どう考えてもこの店の名物は「主人」その人だろうナ。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ 店と同じ通りのビルの谷間から見える「夫馬商店」(明治以前頃・建築)。どんな建物なのかよく分からないが、寺に付属した建物だった可能性があるのだとか。

↓ 「焼鳥・わ家・住吉店(旧・早川商店)」(大正末期・建造)。以前は「トンボ鉛筆」の大きな看板が掲げられた文房具屋だった。最近改装となってしまったが幸い建物は残った。

 

↓ 「安藤七宝店・七寳藏部」(大正7年・1918・建造)。昭和20年の空襲でも焼け残った蔵。

 

 


 

食事処 ダンラン亭

愛知県名古屋市中区栄3-28-29

 

( 名古屋 なごや 矢場町 やばちょう だんらん亭 洋食 中華料理 定食 ランチ サーロインステーキ 近代建築 認定地域建造物 登録地域建造物 )


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