The Godfather : The Music From The Original Motion Picture Soundtrack (1972)
一度ならず観たことがあるのにも関わらず、見始めるとついまた最後まで観てしまうような映画が誰にもあると思う。自分もいくつかそういう映画があって、そのうちの1つがフランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)監督の「ゴッドファーザー」。シリアスで救いが無い結末と分かっていても、つい最後まで観てしまう。今回ふと購入したのは映画のサウンドトラック。以前にトリロジーとしてまとめられた編集盤を購入したことがあるが、こちらはオリジナルのもの。アルバムとして聴くのは初めて。
トランペットの悲しい音色から始まり、かの有名な「Love Theme(愛のテーマ)」をはじめ、哀愁を帯びつつも印象に残るワルツなどで、曲の中にはそのままクラシック・バレエの舞台で使えそうなものも。実際この作品がバレエ舞台化されてもいいようにいつも思うのだけれど(どちらかというと題材からいってオペラか)。映画で語られるイタリアン・マフィアの厳しいオキテと、一族を有形無形で縛る”血”の悲哀をよく表している。作曲はほとんどの曲がイタリア人作曲家のニーノ・ロータ(Nino Rota)。自分は知らなかったが他にも多くの映画音楽を作曲している人物のようだ。
中古店にて購入(¥330)
- Label : Universal / MCA
- ASIN : B000002OG5
- Disc : 1