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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Live From The Fox Oakland (CD+DVD)/ Tedeschi Trucks Band

2022年01月03日 | DVD

Live From The Fox Oakland (CD+DVD)/ Tedeschi Trucks Band (2017)

テデスキ・トラックス・バンド(Tedeschi Trucks Band)の2016年のライヴ・パフォーマンスを収録した2枚組CDと映像のDVDのセット。あれだけのクオリティーのライヴを連発しているにも関わらず、まとまったライヴ作品としては2012年の「Everybody's Talkin'」以来となる。ライヴはアルバム「Let Me Get By」発売当時。アルバムからは7曲が演奏されている。収録は9月とのことなので、名古屋市公会堂に観に行った来日公演の後ということになる。来日時のセットリストは約半分がカヴァー曲だったが、こちらは15曲中6曲と少し控えめ。彼らのライヴではカヴァー曲も見ものなので一応オリジナル・アーティストを並べておくと、1-2 Derek & Dominos、1-3 Leonard Cohen、1-4 The Beatles、2-2 Sleepy John Estes、2-5 Bobby Brand、2-6 Miles Davisとなる。

少しハスキーなスーザン(Susan Tedeschi)のヴォーカルと、神々しい音色のデレク(Derek Trucks)のスライド・ギターが中心なのはもちろんだが、かなりクセのあるラッパ+コーラス隊を含む大所帯の他のメンバーの演奏の見どころ、聴きどころも随所に。2019年に亡くなったコフィ(Kofi Burbridge)もキーボードやフルートで活躍している。ツイン・ドラムの迫力は映像の方が伝わるかな。一聴するだけでは分からないが映像で見ると1曲目のギター・ソロはスーザン。彼女のギターだって侮れない。ただ、もういい歳になったけれど、膝上のスカートはいつまで着るんだろう…(苦笑)。彼らのライヴのカヴァー曲演奏では、デレクやスーザンが中心になって選んではいるのだろうが、お、ここから引っ張ってきたかという選曲の妙を楽しむのも一興。2-06「Ali」はもちろんモハメド・アリのこと。現在は2003年に発売された「The Complete Jack Johnson Sessions」でオリジナルを聴くことが出来る。映像で観るとデレクは当時ボクシング・ジムに通っていたマイルスのTシャツを着ている。そういうところがちょっとカッコイイ。分かり易いヒット曲がある訳ではないが、スーザンのソウルフルなヴォーカルも終盤に向かってどんどん熱が入っていき、聴き応えがある。熟達したライヴ・バンドであるテデスキ・トラックス・バンドにとっては遅すぎるくらいの好ライヴ作品だ。

amazonにて購入(¥1,874)

  • Label ‏ : ‎ Fantasy
  • ASIN ‏ : ‎ B01N9T13ZU
  • Disc ‏ : ‎ 3

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