愛知県一宮市の浅井町にある食事処「味慎」で昼食。この日は出先の近くで昼食処を探しこちらへ。店は大通りから外れた狭い路地にあったが、到着してみると道を挟んだ駐車場まで車がいっぱい。出てくる人を見ると礼服を着ているので、法事か何かとぶつかってしまったようだ。地方ではよくある宴席や仕出しも引き受ける和食処といった感じだろうか。ぎりぎり車は停められたが、暖簾をくぐると店内も大忙し。予約客が座敷を占めていて、カウンターの一部まで予約と書かれている。給仕に1人だと告げるとカウンターのレジ横の端っこの席ならと空けてくれた。漬け場は少々雑多だが、年配の主人の他にも奥の調理場に男性が。これはいつ出てくるか分からないナと覚悟を決めて「味慎二段弁当」をお願いした。自分の後にもフリの客が入って来るが、何しろ車が停められず困っている様子。
それでも思っていたよりも早く「味慎二段弁当」が運ばれた。名前通り二段の重に詰められており、刺身、フライ、他の惣菜が8種類と盛り沢山。フライは海老とマグロ、刺身はマグロ、カツオ、茹で海老、惣菜はそれぞれ少量だが、切り干し大根、ひじき、玉子焼、レンコン、きんぴらごぼう、菜っ葉の和え物等。この惣菜があれば何合か酒が呑めそう(笑)。とはいってもゆっくりは食べていられない。お櫃型の飯椀のご飯を頂きながらおかずをつまむ。刺身の調子はなかなかいい感じ。フライには卓上のコーミのこいくちソースを使った。それぞれの量は大して多くないのでささっと平らげて勘定してもらい、駐車場が空くのを待っている後客の為に急いで引き上げた。(勘定は¥1,210)
御食事処 味慎
愛知県一宮市浅井町江森石橋天神86-2
( 一宮 いちのみや あざい あじしん 和食 日本料理 魚介料理 刺身 フライ 定食 弁当 法事 仕出し 活け魚料理 )
知人に連れられて訪問した際に、地元でもないとわかりにくい立地と、いかにも機屋が商売かえした外観にいい意味で裏切られました。
バス以外の交通手段がないのが厳しいですが、何故だかこの付近に人に勧めて喜んでもらえそうな和食屋が何軒かあります。
車のすれ違いも厳しい住宅街にあっても、やはり皆さんよくご存知で感心します。
ホント、道は狭いし分かり辛いし、立地は随分アレですが流行ってましたよー。こういう店は
田舎の人にとって本当に重宝するんですよねー。人数が多くても対応してくれるし車を出したり
してくれるし。まぐろの調子も良かったし、ゆっくり夜に年寄り含む家族でなんていいでしょうね。
ここ、昔はいわゆる「ハタヤ」さんだったと聞いたことがあります。屋根に面影がありますでしょ。
お店の東西に、南北に走る幹線道路があるのですが、家屋の影で店舗が見えない。お陰で地元民のワタシでさえGoogleマップができるまで存在に気づかなかったほどです。遠目で見たことはあるかも知れないけど、
少なくとも、訪問しようという意欲が起きなかった…行ってみたら、近隣のお店や工場・個人の名の書かれたボトルが並んでて、
使われ方がよく判りました。
以前は「1日何食限定」とか謳っていた「お造り定食」は、いろんな種類の魚介が盛られていてよく頂いております…ま、酒が欲しくなりますわ(苦笑
>昔はいわゆる「ハタヤ」さんだった
ぷるやまさんのコメントを見て「機屋が商売かえ」なんてそりゃ偶然というか、一宮だから狙ってあの形じゃと
思っていたのですが、ホントにハタヤさんの建物だったんですね。面白い(ぷるやまさん、ゴメンね・笑)。
最近も「中野の渡し」付近を散策したのですが、どうして一宮にだけこんなにノコギリ屋根の工場が乱立したのか
興味が沸きます。もちろん採光やコストを考えるととても合理的なんですが、他の土地にはここまでこの定形が
存在しないんですよね。
>近隣のお店や工場・個人の名の書かれたボトル
地元”超”密着型かー。こういう店は強いですよね。不況は関係ないですからね。もちろん実(ジツ)が伴って
いないとそうはなれませんが。
バスの時間を調べて近所の喫茶店とハシゴしたいんですけどねぇ。
>>「中野の渡し」
…たしかあの辺に「朝からビールでモーニングサービス付き」の喫茶店があったはず…
と、おかげさまで、Gマップを広げて見てとんでもないお店を発見しました。盆休み明けに行ってみよっと。
「鳥礼」も何軒もあるんですねぇ。起(おこし)と蓮池の店しか知らなかったです。
こういう店はそれこそ法事で運転を任せて礼服のネクタイ解いて大勢で騒いで呑むのが
いいのかも(笑)。
>鳥礼
上祖父江の店は暖簾が掛かったままに見えるのに昼はやっていませんので要注意。
以前あれで何時間も無駄にしました…。
>朝からビールでモーニング
なんちゅう背徳(笑)
炎天下、中野の渡しでたった1人(自分)の為に3人の愛知県職員を動かしてきました(笑)。
復路では東京から来たという青年と同船しましたよ。岐阜県側に渡った後にバス停で30分
バスを待つなんて言っていたので「この暑さでは死ぬから」と説得して駅まで乗せてきました。