ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Mix-Up / Beastie Boys

2014年10月12日 | ヒップホップ

The Mix-Up / Beastie Boys (2007)

1986年のデビューからファンで、1998年の「Hello Nasty」まではフォローしていたビースティー・ボーイズ(Bestie Boys)。その後疎遠になってほとんど聴いていなかったが、インスト・アルバムを発売していたと知って購入。それがこの7枚目のオリジナル・アルバム「The Mix-Up」。ある種キワモノとして派手にデビューした彼らが、その後、地味ながらセンス抜群のアルバムを連発し、時代を代表するアーティストになった90年代が懐かしい。よく聴いたなァ。その中でもコンピレーション盤でありながら、いまだに愛聴しているのが「The In Sound From Way Out! 」。ハードロック・サンプリングのラップから脱却して、様々な音楽性にチャレンジしていた彼らのディスコグラフィーの中から、かっこいいインスト曲を集めたアルバムだった。なので今回購入したこのアルバムも期待してみる(リリースしてる事さえ知らなかったが…)。

テイストは「The In Sound~」と似て、70年代サスペンスTVドラマのサウンドトラックといった感じ。やっぱりこういうの好きなんだね。もともとパンク・バンドだった彼らだから、技量的なものは別として、楽器を持つことは何の不思議もない訳だけど、そういうイメージが無かったから、当初は驚いた。ライヴを見た事が無いので、彼らの実際の演奏力までは知る由も無いが、ベースラインといい、キーボードの使い方といい、60~70年代のファンキーなオルガン・ジャズっぽい雰囲気がよく出ている。マニ―・マーク(Money Mark)などの取り巻きの連中のセンスもあるのだろうが、アナログ楽器の音の出し方やプロダクションは相変わらず、いちいちかっこいい。寄せ集めとは違うので、アルバムとしての統一感はあるが、ちょっと二番煎じ的な印象は免れないかな。統一感があり過ぎて、こじんまりまとまってしまったというか…。グル―ヴィーなサウンドでかっこいいんだけど。(MCA R.I.P.)

ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2007/7/4)
  • Disc: 1
  • Label: EMIミュージック・ジャパン

 


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