ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

松野屋 @愛知県犬山市

2015年02月11日 | 愛知県(尾張・老舗)

犬山市の城下町から南西へ少し行った街道沿いにある菜めし・でんがくの店「松野屋」。創業は明治中頃だそうなので、130年もの歴史がある。以前から何度も立ち寄っているのだが、閉店時間(19時前?)が早いようで間に合わず、あきらめること数度。やっと時間が合って訪問することが出来た。外観はごく普通の食堂といった感じ。道路の反対側にある駐車場に車を停め店の中へ。店の中には、夕食には早い外れた時間にも関わらず先客が5組程も入っていた。家族連れの客もいる。奥に座敷があり、手前の土間がテーブル席になっている。品書きは壁に貼られている木札だけで、その中から先頭にあった「でんがく定食」を注文した。テレビの音を聞きながら店を見回す。ドラゴンズ往年の名選手、背番号1の高木守道のユニフォームが飾ってある。懐かしいなァ。今のドラゴンズのユニフォームは紺だか黒だか分からない様な微妙な色になってしまったが、昔みたいにもっと青を主張した方がいいのに…。

しばらくして小さめの蓋付き丼ぶりに入った菜めし、吸い物、それに木製の串置きにずらっと並べられた8本の豆腐でんがくが運ばれた。味噌に焦げ目がついたでんがくはいかにも旨そう。さっそく熱々を一口。旨い。好物の山椒をかけてまた一口。味噌と山椒ってどうしてこうも合うんだろう。菜めしの菜っぱは乾燥したものなのか意外に細かく、ご飯はやや柔らかめの炊き加減。吸い物は湯葉と三つ葉が入っており、少し濃い目の味付け。シンプルな豆腐とご飯に合わせてあるのかな。次から次へと串を平らげ、ごちそうさま。菜めしはもう少ししっかり菜っぱの味がした方が好みだし、もう少し山椒が香り高いものだったら自分の好みにドンピシャだったかな。昔から菜めしと田楽って組になっている事が多いけれど(この地方だけ?)、なかなかイケます。テーブルに置かれた伝票代わりの木札を勘定場に持っていき、ごちそうさま。(勘定は¥1,150)

松野屋

愛知県犬山市犬山北首塚28-1

 

(田楽 でんがく 豆腐田楽 とうふでんがく 菜めし 菜飯 なめし 菜飯田楽)


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