天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第65回女流アマ選手権/優勝は大沢摩耶さん

2023-03-20 21:00:00 | アマ棋戦

第65回全日本女流アマチュア囲碁選手権大会が3月11日(土)・12日(日)に行われた。決勝は東京千葉代表の宇根川万里江さんと埼玉代表の大沢摩耶さんの対戦となり、大沢さんが黒番1目半勝ちをおさめ、2013年の第55回大会以来、10年ぶり3度目の優勝となった。

 ・優 勝:大沢 摩耶(埼玉)
 ・準優勝:宇根川万里江(東京・千葉)
 ・第三位:岩井 温子(京都)
 ・第四位:林 むつみ(東京・千葉)
   (日本棋院HPより抜粋)

「大沢さん10年ぶりV、強豪ベスト4占める」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

大沢摩耶さんの優勝は3度目、1度目が2002年で21年前、2度目は10年前と息の長い選手です。娘さんは大須賀聖良初段、お姉さんは大澤奈留美五段と囲碁ファミリ-ですね。



準優勝の宇根川さん、4位の林さんは本大会の常連、岩井さんは大学生の強豪とのことです。

群馬代表の西本さん、及川さんは予選敗退、全国の壁は厚かったようです。
上位選手の顔ぶれは都市部が優勢、地方との格差縮小はムズなところで・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2022-03-20):第46期棋聖戦第7局/一力が初の棋聖奪取

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第68回アマ本因坊戦全国大会/栗田さんが初優勝

2022-09-05 21:00:00 | アマ棋戦

第68回全日本アマチュア本因坊決定戦の全国大会が8月27日(土)、28日(日)の2日間、日本棋院東京本院で開催された。
結果は神奈川県代表の栗田佳樹さんが初優勝した。準優勝は三重県代表の闇雲翼さん、3位は長野県代表の杉田俊太朗さん、4位が奈良県代表の蔵元実さんだった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「栗田さんついに初V、出場4回目、準優勝3回」
   (週刊碁見出しより抜粋)

     ○ ● ○

優勝した栗田さんは、大関アマ名人と並びアマ囲碁界の両横綱と言えるでしょう。
栗田さんは、学生囲碁界でも多くの優勝を果たしていますね。

出場58名中、最高齢は鹿児島代表の安楽さん(79)、次が沖縄代表の上原さん(75)。南国の碁打ちは、老いても意気軒高・・・。
中学生が4人出場とのことですが、10代と70代が競う競技は少ないでしょう。

     ○ ● ○

1年前の記事(2021-09-05):第46期碁聖戦第5局/井山奪取!4期ぶり碁聖

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全国高校囲碁選手権/2022

2022-08-22 21:00:00 | アマ棋戦

◎団体戦(8月3日・4日)
男子決勝は仙台第二(宮城)が2-1で花園(京都)を下し2度目の優勝。
女子決勝は東洋女子(東京)が3-0で花園(京都)を下し初優勝。

◎個人戦(8月4日・5日)
男子決勝は末原蓮さん(日出学園・千葉)が宅見悠作さん(灘・兵庫) を下し優勝。
女子決勝は長野優希さん(開智・埼玉)が黒川智美さん(國學院大學栃木・栃木)を下し優勝。
   (週刊碁より抜粋)

     ○ ● ○

男子団体の仙台第二(宮城)、東北勢としてがんばりました。高校野球でも仙台育英が東北勢として初優勝「おめでとう」。
団体女子の東洋女子(東京)、初優勝はチーム3名の総合力でしょうか。
花園(京都)は男女団体で準優勝、すばらしい・・・。

個人戦では総合文化祭(8月1日、2日)で活躍した選手も上位でがんばっていました。
男子準優勝の宅見悠作さん(総合文化祭優勝)は5日間で19局、団体・個人での奮闘はすばらしい・・・。

本大会はかつて「囲碁の甲子園」と言われていました。野球ではプロのスカウトが注目選手をマークしています。
囲碁の場合、近年では若年化が進み高校生大会で活躍してもプロになるのは大変・・・。

     ○ ● ○

◎群馬県勢の成績
◆男子団体戦
 ・前橋高校:1次リーグ突破(○○○)、6位入賞
◆女子団体戦
 ・高崎女子高校:1次リーグ突破(○○○)、6位入賞
◆男子個人戦
 ・山﨑涼真さん(前橋高):1次リーグ突破(○○○)、6位入賞
 ・藤本隼也さん(前橋高):予選通過ならず(○○●)
◆女子個人戦
 ・曾根希美さん(高崎女高):予選通過ならず(○●○)
 ・今井 凛さん(高崎女高):予選通過ならず(●●●)
 
群馬県勢は4部門で6位が三つ、善戦したと言えるでしょう。
ただ、次の世代となると期待薄です。育成環境が都市部に比べるとドーモ・・・。

    ○ ● ○

1年前の記事(2021-08-22):第46期碁聖戦第4局/井山追いつく、最終局へ

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全国高校総合文化祭囲碁部門-2022

2022-08-14 21:00:00 | アマ棋戦

全国高校総合文化祭囲碁部門-2022/高校生の文化の祭典
団体:東京、男子個人:宅見さん、女子個人:玉作さんV
「第46回全国高等学校総合文化祭・とうきょう総文2022」で囲碁部門は8月1、2の2日間、日本棋院東京本院で開催され、団体戦は東京都が、男子個人戦は宅見悠作さん(兵庫・灘)、女子個人戦は玉作乙香(兵庫・姫路西)がそれぞれ優勝した。

〇団体戦 
 ①東京都 ②福岡県 ③大阪府
 ④島根県 ⑤愛知県 ⑥宮城県

〇男子個人戦
 ①宅見悠作(兵庫・灘) ②紅林英龍(大阪・大手前)
 ③大島悟(京都・洛星) ④高橋大地(神奈川・慶應義塾)
 ⑤松田智貴(高知・土佐) ⑥北澤 良大(長野・大町岳陽)

〇女子個人戦
 ①玉作乙香(兵庫・姫路西) ②小室杏花(東京・角川ドワンゴ学園S)
 ③長野優希(埼玉・開智) ④大沢巴(宮城・仙台白百合学園)
 ⑤尾島明日香(神奈川・大磯) ⑥今分はな(京都・花園)
    (週刊碁より抜粋)

    ○ ● ○

高校囲碁の大会は「全国高校総合文化祭囲碁部門(8/1~8/2)」と「全国高校囲碁選手権(8/3~8/5)」があり、日程は続いているんですね。
最新の「週刊碁(8/15・22日号)」では「総合文化祭」の記事は載っていますが、「選手権」の方は間に合わなかったようです。

両方の大会に出場する選手もいるようですが、群馬県の選手はどちらか一方に出場しているようです。
「総合文化祭」は詳細記事が見当たりません。どちらかと言えば「選手権」の方が優位な大会でしょうか。

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1年前の記事(2021-08-14):深読みして間違える

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第16期アマ名人戦/大関アマ名人、2連勝で3連覇達成

2022-08-02 21:00:00 | アマ棋戦

大関アマ名人、2連勝で3連覇達成【アマ名人戦三番勝負】
大関稔アマ名人に柳田朋哉さん(全国大会優勝者)が挑戦する第16期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負が7月23日(土)、24日(日)に日本棋院東京本院で開催された。
大関さんは2連勝のストレートで防衛、3連覇を達成した。大関さんはこれで第15期と合わせて、通算4期目のアマ名人位獲得となった。初の三番勝負となった柳田さんのアマ名人奪取はならなかった。

柳田さんが初優勝【アマ名人戦全国大会】
大関稔アマ名人への挑戦者を決める第16回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会が7月2日(土)、3日(日)に日本棋院東京本院で開催され、京都府代表の柳田朋哉さんが初優勝を果たした。大会には招待選手と各都道府県の代表選手合わせて57名が出場。
   (日本棋院HPより抜粋)

【三番勝負】「大関さん守る、地力見せ3連覇!」「柳田さん、無念の連敗」
【全国大会】「柳田さん(京都)、初優勝」「川口さん(招待)連続準V」
   (週刊碁見出しより抜粋)

     ○ ● ○

【三番勝負】
アマ名人3連覇達成(通算4期)の大関さん、終盤の判断力で優ったようです。
敗れた柳田さん、大舞台での経験差か・・・。

【全国大会】
◎優勝:柳田朋哉(京都) ○準優勝:川口飛翔(招待)
○3位:夏冰(招待)○4位:林隆羽(埼玉)

アマ・ツートップの栗田佳樹さん(招待)は、4位入賞の林さんに準々決勝で打ち取られました。
群馬県代表の藤本喬也さんは、初戦で水精次元さん(兵庫)に敗れました。無念・・・。

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1年前の記事(2021-08-02):第15期アマ名人戦/大関アマ名人、連勝で初防衛

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第64回女流アマ選手権/久代迎春さん2度目の優勝

2022-03-26 21:00:00 | アマ棋戦

3月12日(土)、13日(日)に第64回全日本女流アマチュア囲碁選手権大会が日本棋院東京本院で開催され、久代迎春さんが全国優勝を果たした。久代さんの優勝は、2018年の第60回大会以来2度目。大会には全国から88名が集結。一次リーグ3回戦を勝ち抜いた16名が本戦トーナメントに進出し、1位から4位までを争った。決勝戦に名乗りを上げたのは、久代さんと田中ひかるさん(栃木)。久代さんの白番中押勝ちとなった。

 ・優 勝:久代 迎春(シード)
 ・準優勝:田中 ひかる(栃木)
 ・第三位:岩井 温子(関西)
 ・第四位:谷 結衣子(神奈川)
   (日本棋院HPより抜粋)

「久代さん2度目の優勝、フレッシュな上位陣」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

2度目の優勝となる久代さんは囲碁インストラクター、元中国棋院棋士とのことで強いハズですね。
準優勝の田中さんは北海道出身で宇都宮大学の囲碁部、栃木は伝統的に女流の強者が多く環境に恵まれているようです。

コロナ禍で各種大会は限定されての開催、主催者も対応が大変かと・・・。
群馬県もコロナ禍の影響で本大会の選抜戦は中止、残念・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2021-03-26):大人になったらなりたいもの

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ジュニア本因坊戦代表戦/群馬大会2022

2022-03-16 21:00:00 | アマ棋戦

須永さん連覇達成、全国大会へ
中学生以下の囲碁日本一を決める杯第25回ジュニア本因坊戦」の関東地区群馬大会の代表決定戦が3月13日、伊勢崎市富塚町の伊勢崎市民プラザで開かれた。前年優勝の伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校2年、須永大智さんが連覇し、全国大会(3月26、27日、毎日新聞東京本社毎日ホールで開催予定)の出場を決めた。
代表決定戦には、県内の小学2年から中学2年までの10人が参加した。1次リーグの上位4人が決勝トーナメントに進み、須永さんは決勝で富岡市立小野小3年、斎藤一希さんの挑戦を退けて5連勝し、昨年に続いて全国切符を手にした。
群馬大会の棋力認定戦は3月21日、同プラザで行われる。
   (毎日新聞より抜粋)

     ○ ● ○

今回は会場の関係で県代表戦と棋力認定戦が別の日に行われることになりました。
代表戦参加者10名中、有段者は8名(六段:1名、五段1名、四段:3名、三段:1名、二段:1名、初段:1名、1級:2名)ですが、かなり棋力差があります。募集方法の工夫も必要かと・・・。

県代表を勝ち取った須永さんは2連覇、県内では実力随一です。
準優勝の斎藤さんは小学3年、今後の成長が楽しみですね。


優勝:須永さん(右)、準優勝:斎藤さん(左)


対局風景

大会成績(PDF)

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1年前の記事(2021-03-16):吉岡薫九段(中部総本部)引退

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第15期アマ名人戦/大関アマ名人、連勝で初防衛

2021-08-02 21:00:00 | アマ棋戦

大関稔アマ名人に北芝礼さん(全国大会優勝者)が挑戦する第15期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負が7月24日(土)、25日(日)に日本棋院東京本院で開催された。
24日の第1局ではアマ名人の大関さん白番中押し勝ち。25日に行われた第2局では、大関さんが黒番中押し勝ちを収め、2連勝のストレートで自身初となる防衛を果たした。大関さんはこれで第15期アマ名人に就き、通算3期目の同タイトル獲得となった。初めて三番勝負に出場した北芝さんのアマ名人奪取はならなかった。
   (日本棋院HPより抜粋)

「大関さん強し、連勝で悲願の初防衛」 「北芝さん、好機活かせず」
   (週刊碁見出しより抜粋)

     ○ ● ○

アマ名人を防衛した大関さん、アマ本因坊と二冠を保持しています。
敗れた北芝さん、大舞台で手が伸びなかったか・・・。
アマ碁界では大関さんと、棋聖戦Cリーグの栗田さんが二強。今後の戦いぶりに注目・・・。

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第15回アマ名人戦全国大会決勝/北芝礼さん(愛知)初優勝 
大関稔アマ名人への挑戦者を決める第15回朝日アマチュア囲碁名人戦全国大会が7月3日(土)、4日(日)に日本棋院東京本院で開催され、愛知県代表の北芝礼さん(18)が埼玉県代表の川口飛翔(19)を破り初優勝を果たした。
   (日本棋院HPより抜粋)

決勝は十代対決、囲碁に限らず色々な競技で低年齢化しています。
英才教育の進展でしょうが、「楽しさ」を失わないように・・・。

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1年前の記事(2020-08-02):第7期女流立葵杯【第2局】/藤沢4連覇!!

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第63回女流アマ選手権/内田さん(埼玉)初優勝

2021-03-24 21:00:00 | アマ棋戦

3月13日(土)、14日(日)に第63回全日本女流アマチュア囲碁選手権大会が日本棋院東京本院で開催され、埼玉県代表の内田祐里さんが初優勝した。
大会には各都道府県・地区の代表選手85名が出場。13日に一次リーグ、本戦トーナメント1回戦が行われ、14日に本戦トーナメント準々決勝から決勝が行われた。
決勝戦は、ともに初優勝を目指す内田さんと村瀬なつさん(東京・千葉)の対決となり、白番の内田さんが中押し勝ちを収め、初優勝を果たした。

 ・優 勝:内田 祐里(埼玉)
 ・準優勝:村瀬 なつ(東京・千葉)
 ・第三位:加藤 優希(愛知)
 ・第四位:宇根川万里江(東京・千葉)
   (日本棋院HPより抜粋)

「内田さん初V、関東勢猛威振るう」
   (週刊碁見出しより)

     ○ ● ○

決勝戦の内田さんと村瀬さんは、院生経験者でともに岩田一九段の教室に通った姉妹弟子とのことです。
ベスト16の年齢層は、10代3人、20代6人、30代1人、40代4人、50代2人。幅広い世代対決でしたが決勝戦は若手対決でした。

群馬県代表の藤井絢音さん、野村京子さんは、1次リーグで惜しくも敗退となりました。
野村さんは最年長の出場者として「週刊碁」で紹介されていました。

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1年前の記事(2020-03-24):囲碁川柳ほか・年間大賞2019/NHK囲碁フォーカス

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大関さんがアマ名人、アマ本因坊の二冠制覇

2019-08-28 21:00:00 | アマ棋戦
第14期朝日アマチュア囲碁名人戦三番勝負(7/27、7/28)は、挑戦者の会社員大関稔さん(24)が、アマ名人の東京理科大2年栗田佳樹さん(20)を2勝0敗で下してリベンジを遂げ、アマ名人に返り咲いた。
   (朝日新聞より抜粋)

第65回全日本アマチュア本因坊決定戦全国大会は8月18日、東京・市ケ谷の日本棋院で決勝トーナメントが打たれ、神奈川代表の会社員、大関稔さん(24)が、栗田佳樹さん(20)を決勝で破り3年ぶり2度目の優勝を果たした。
   (毎日新聞より抜粋)

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社会人になった大関さんがアマ名人に続き、アマ本因坊戦でも優勝。アマ囲碁界の「横綱」ですね。
栗田さんは両棋戦で大関さんに敗れて準優勝でしたが、学生本因坊のタイトルを獲得。準横綱でしょうか。
 
アマ棋戦では社会人と学生の対決が多くなりました。
時間的には学生の方が有利だと思いますが、経験やメンタル面で社会人も頑張れるということでしょうか・・・。
 
 
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