第50期十段戦五番勝負第4局が4月18日に大阪市の日本棋院関西総本部で行われた。結果は井山十段が張栩棋聖に黒番中押し勝ちをおさめ、シリーズ成績3勝1敗でタイトル防衛を決めた。井山は十段2連覇。張の2年ぶりの返り咲きは成らなかった。
(日本棋院HPより抜粋)
「井山防衛、激闘に幕」 「張燃え尽きた、逆転の道掴めず」
(週刊碁見出しより)
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十段位防衛を果たした井山十段。中盤あたりで優勢とのことでしたが、後半はマギレて闇試合に。最後はコウで勝負を決めたようです。
激闘の末敗れた張棋聖、棋聖戦の疲れもあったのでしょうか。
3勝1敗で決着した本シリーズですが、難解な乱戦が多かったようです。戦い中心の中韓の影響もあるのでしょうね。
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1962年(昭和37年)から始まった十段戦、もう50期を数えるんですね。
十段位を取った棋士ですでに亡くなった方も多くなりました。第1期の橋本宇太郎から、半田道玄、藤沢朋斎、高川秀格、坂田栄男、橋本昌二、加藤正夫。
歴史を感じさせますね。