「週刊碁」に連載の四字熟語、「つるりん(鶴山淳志八段、林漢傑八段)式観る碁のすすめ」
第49回:瑶林瓊樹/富士田明彦七段
★瑶林瓊樹(ようりん・けいじゅ):宝石のように美しい林と樹のこと。転じて、人の品性が清らかで気高く、普通の人よりも優れていること。
つる:少し孤高の人っていう雰囲気がある、富士田明彦七段。
りん:シュッとしてて、しっかりしてて人柄も棋風もとても正統派でしょ。
つる:碁への姿勢も棋風も人柄も間違いないって感じがする。自分が活躍するだけじゃなくて、面倒見もいいしね。
りん:富士田くんにあだ名を付けようと思って。
つる:・・・強いて言うならメロン。きめが細かく気品があって、ウニ(同じ北海道出身の鈴木伸二七段のニックネーム)に負けず劣らず高級。
第50回:他力本願/鶴山淳志八段&林漢傑八段
★他力本願(たりき・ほんがん):阿弥陀如来の本願にすがって衆生が極楽往生を得ること。転じて、ひたすら他人の協力や援助をあてにすること。
つる:ついに、我々のコラムが50回を迎えました!(拍手)
りん:約1年続いたのかぁ。やったね、つるさん。
つる:今回のテーマは「他力本願」だった。
りん:他力本願といえば、つるりんです。
つる:このコラムも個性豊かな棋士のみんな、ゲストの方、編集の方、ありとあらゆる人の力を借りてるもんね。
第51回:温良恭倹/牛栄子・扇興杯
★温良恭倹(おんりょう・きょうけん):性質がおだやかで素直で、人にうやうやしく自分は謙虚なさま。
りん:牛さんは碁界トップクラスに礼儀正しくて丁寧で謙虚だからね。
つる:なんだろう、すごく上品なんだよね。話してると自分までワンランク上の人間になったような感じがしない?
りん:分かる!「淑女」って牛さんみたいな人をいうんだと思うもん。
つる:賢くて、穏やかで、謙虚で、努力家。強くなる素質をいっぱい持ってるから、今後が益々楽しみだね!
(週刊碁より抜粋)
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富士田七段は、NHK杯1回戦(5/22放送)に登場、瀬戸大樹八段を破りました。
解説の佐田七段が「お手本にしたい打ち回し」と絶賛、正統派らしさが見られました。
鶴山淳志八段&林漢傑八段のコンビは絶妙な感じですね。
囲碁をエンターテイメントとしての発信力に拍手です。
扇興杯決勝で仲邑菫さんを破り、タイトルを奪取した牛栄子(にゅう・えいこ)さん。
つるりんコンビのべた褒め、面映ゆい感じも・・・。
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