アマチュア囲碁日本一を決める第55回全日本アマチュア本因坊決定戦全国大会は8月30日、東京・市ケ谷の日本棋院会館で準決勝、決勝を行い、平岡聡さん(38)、招待=が決勝で佐藤洋平さん(29)=北海道=に黒番中押し勝ちし、4年ぶり2度目の優勝を飾った。
3位は趙錫彬さん(27)=愛知、4位は坂本修作さん(34)=埼玉=だった。
平岡さんは山口県下関市出身で、東京都品川区在住の会社員。「最後は運が良かった。いつも通りの碁を打てた」と話した。
▽準決勝
・平岡 聡(招待)19目半 趙 錫彬(愛知)
・佐藤洋平(北海道) 半目 坂本修作(埼玉)
▽決勝
・平岡 中押し 佐藤
▽3位決定戦
・趙 中押し 坂本
(毎日新聞より抜粋)
「平岡さん再びV、世代交代に待った」
「押しよせる新世代の波」、「佐藤さん惜しくも準V」
(週刊碁、見出しより)
◇ ◇ ◇
昨今のアマの大会ではプロ予備軍や元院生が上位を占める割合が高くなっていますが、今回はサラリーマンの平岡さんが優勝、純粋なアマチュアの活躍はうれしいですね。
準優勝の佐藤さんは趙治勲門下でしたが、あと一歩でプロ入りを逃したそうです。
衛星放送(BS2)の「囲碁・将棋ジャーナル」で解説の趙治勳・二十五世本因坊が佐藤さんの映像を見て、10年ほど前の思い出を感慨深げに語っていました。
◇ ◇ ◇
群馬県代表の奈良さんは予選リーグを突破。1回戦は島根の西村さんを破るも、2回戦で和歌山の北川さんに敗退となりました。
全国大会では新世代の活躍が著しいようですが、群馬県でも新鋭の登場が期待されますね。
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