天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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三三大橋/こころ旅

2020-12-10 21:00:00 | テレビ番組

NHK-BS-Pで放送の「にっぽん縦断/こころ旅(毎週月~金)」を楽しく見ています。
先週は徳島県で12/4(金)は東みよし町の吉野川「美濃田の淵」。建設が断念され65年間放置されたつり橋の橋げたの思い出をつづる。

撮影隊の移動シーンで「三三大橋」という道路標識に思わず反応してしまいました。
橋の名前は、当時の三加茂町と三好町を結び架けられたことから、両町の頭文字をとって「三三大橋」と名付けられたそうです。
当然ながら囲碁の三々とは無関係・・・。

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1年前の記事(2019-12-10):第21期阿含・桐山杯日中決戦/張栩桐山杯が優勝!

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第68期王座戦第4局/芝野2連覇! 二冠を堅持

2020-12-08 21:00:00 | プロ棋戦

第68期王座戦五番勝負第4局が12月3日(木)に 神奈川県秦野市 「陣屋」で打たれ、 芝野虎丸王座が許家元八段に黒番半目勝ちをおさシリーズ3勝1敗としタイトルを防衛、王座2連覇を達成。十段と合わせ二冠を堅持した。
     (日本棋院HPより抜粋)

「芝野初防衛、大荒れも最後は半目」 「許、フルセットに行けず残念」
     (週刊碁見出しより)

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王座を防衛した芝野二冠、壮絶なフリカワリを際どく制しました。
敗れた許八段、終盤の安全策が裏目か・・・。

令和三羽烏の戦いは芝野さんの勝利でしたが、今後もライバルとして熱い戦いが続くことでしょう。

     ○ ● ○

神奈川県秦野市の鶴巻温泉「陣屋」。囲碁、将棋の名勝負が三百以上も行われたとのこと。

陣屋のホームページを見たところ、「昭和将棋史に残る『陣屋事件』」というページがありました。
昭和27年、木村義雄名人と升田幸三八段の対決となった第一期王将戦七番勝負第六局。対局場の対応に升田八段が怒り対局拒否した事件のようです。

この時代は囲碁界も結構事件があったようです。当時は規約などが不十分だったのでしょうか・・・。

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1年前の記事(2019-12-08):第14回若鯉戦/平田智也が初優勝

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第46期天元戦第3局/井山2連勝、防衛にあと1勝

2020-12-06 21:00:00 | プロ棋戦

第46期天元戦五番勝負第3局が11月27日(金)に福岡県久留米市 「ホテルマリターレ創世 久留米」で打たれ、井山裕太天元が一力遼碁聖に白番中押し勝ちをおさめ、シリーズ2勝1敗としタイトル防衛にあと1勝とした。注目の第4局は12月7日(月)に兵庫県洲本市「ホテルニューアワジ」で行われる。
    (日本棋院HPより抜粋)
 
「井山リード、華麗なサバキで快勝」 「一力、地か攻めかで迷い」
    (週刊碁、見出しより)

     ○ ● ○

2-1と防衛に王手の井山天元(四冠)、鮮やかなシノギで完勝でした。
敗れた一力碁聖、一時は盛り返しましたが勝利に至らず・・・。
初戦を一力さんが半目勝ちし、もつれるシリーズになるかと思われましたが、魔王・井山さんの防衛が濃厚かと・・・。

     ○ ● ○
 
今回の対局地は福岡県久留米市「ホテルマリターレ創世久留米」。

対局場のホテルへのアクセスは「西鉄久留米駅より車で7分・JR久留米駅より車で5分ほど」とあります。
西鉄とJRは2キロほど離れているようですが、不便で駅を間違える人もいるでしょうね。
全国にはJRと私鉄の駅が離れているケースは結構あります。いろいろな事情があるのでしょうがドーモ・・・。

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1年前の記事(2019-12-06):第67期王座戦第4局/芝野名人が王座奪取!史上最年少2冠に

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第61期王冠戦/伊田防衛、5連覇達成

2020-12-04 21:00:00 | プロ棋戦

5連覇を目指す伊田篤史王冠に大竹優四段が挑戦する、 日本棋院中部総本部所属棋士で争われる第61期王冠戦挑戦手合一番勝負が11月26日(木)に愛知県名古屋市「日本棋院中部総本部」で打たれ、伊田が黒番中押し勝ちをおさめタイトルを防衛、5連覇を達成した。
王冠戦5連覇は羽根直樹九段、島村俊宏九段に並び最多タイ記録。大竹の初タイトル獲得はならなかった。
     (日本棋院HPより抜粋)
 
「伊田5連覇、持ち前のパワー発揮」 「大竹、最年少Vならず」
     (週刊碁見出しより)

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王冠戦5連覇の伊田王冠(26)、大模様から攻める棋風で押し切りました。
敗れた大竹四段(19)、シノギ勝負で粘るも息切れか・・・。

この王冠戦は第1期が昭和28年で61期を数えます。本因坊戦(昭和16年第1期)、王座戦(昭和28年第1期)と並ぶ長期棋戦ですね。
ただ、中部限定というのが惜しい・・・。

本局の「週刊碁」解説は柳澤理志五段。局面の解説も分かりやすいのですが、文章が楽しい。
大竹四段のシノギについて、大ブームの「鬼滅の刃」から引用したのが笑えます。
 ・シノギの呼吸・壱の型『いちゃもん』
 ・シノギの呼吸・弐の型『開き直り』
柳澤五段は囲碁の動画配信やイベント企画など多才な活動で囲碁界を盛り上げていますね。

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1年前の記事(2019-12-04):第45期天元戦第3局/許八段が2勝目!

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第39期女流本因坊戦第5局/藤沢、女流本因坊返り咲き!

2020-12-02 21:00:00 | プロ棋戦

第39期女流本因坊戦五番勝負第5局が11月25日(水)に東京都千代田区「日本棋院東京本院」で打たれ、藤沢里菜女流立葵杯が上野愛咲美女流本因坊に黒番半目勝ちをおさめ、シリーズ3勝2敗としタイトルを奪取、2期ぶり通算4期目の女流本因坊タイトルを獲得した。
これで藤沢は女流名人、女流立葵杯、博多・カマチ杯とあわせて女流四冠となった。上野の連覇はならなかった。
     (日本棋院HPより抜粋)
 
「藤沢奪取、頂上決戦半目制す」 「上野、初防衛ならず・・・」
     (週刊碁見出しより)

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最終局を半目勝ちでタイトル奪取の藤沢さん、劣勢から必死の追走で逆転しました。
半目差に泣いた上野さん、連続パンチも功を奏さず・・・。

藤沢さんは11/22に広島アルミ杯・若鯉戦で優勝し、3日後に女流本因坊と立て続けにタイトルを獲得しました。
タイトル奪取した2局はいずれも半目勝ち、若さに似合わず試合巧者といえるでしょうか。
藤沢さんの女流四冠達成で、女流囲碁界の勢力図にも変化が・・・?

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