2/3(土)に「第14回行田市少年少女囲碁大会」が開催されました。
参加者は約70人、前回より2割~3割ほど増えたようです。
群馬県からは「伊勢崎こども囲碁アカデミー」、「玉村町こども囲碁教室」などから20数名が参加し、5名が表彰されました。
他流試合に参加することで、対局の緊張感を肌で感じて欲しいと思います。
プロ棋士(酒井真樹九段、中島美絵子三段)による指導碁では、半数近くの生徒が指導を受けていました。
プロとの接触で囲碁への関心が深まればいいですね。
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◎大会表彰者
【選手権戦】①秋山隼人(さいたま)②真下泰士郎(玉村教室)③林蔵之道(さいたま)
【最優秀賞】望月智紀(春日部)、吉田百花(伊勢崎)、金子和叶(同)
【13路盤戦】①秋澤誉愛(さいたま)
【敢闘賞】伊藤萌花(伊勢崎)、田口ゆい(玉村町)、桜井颯人(さいたま)、青山博雅(同)
(日本棋院埼玉県支部連合会HPより)
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2023年囲碁賞金ランキング
一力遼棋聖が初の1位。
前年まで12年連続1位の井山裕太王座が3位。
女流棋士は上野愛咲美女流名人が2年連続2回目の1位。女流棋士が10位以内に4名入るのは初。
◆2023年日本棋院賞金ランキング(単位は千円)
①一力 遼棋聖 119,721
②芝野 虎丸名人 67,943
③井山 裕太王座 63,180
④上野愛咲美女流名人 28,376
⑤許 家元九段 20,843
⑥藤沢里菜女流本因坊 15,116
⑦関 航太郎九段 11,726
⑧仲邑 菫女流棋聖 11,493
⑨牛 栄子扇興杯 11,488
⓾志田 達哉八段 11,398
(日本棋院HPより抜粋)
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トップの一力棋聖、「心技体」充実の1年でした。
2位の芝野名人、安定感がついてきました。
3位の井山王座、12年連続賞金王が途切れ無念・・・。
女流棋士がトップ10に4人、女流棋戦の優位性があるとはいえ実力もそれなりに・・・。
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◆2022年日本棋院賞金ランキング(単位は万円)
①井山 本因坊 9,157
②―力 遼棋聖 7,511
③芝野 虎丸名人 5,081
④許 家元十段 3,188
⑤上野 女流棋聖 2,874
⑥藤沢女流本因坊 2,443
⑦平田 智也八段 1.658
⑧山下 敬吾九段 1,524
⑨関 航太郎天元 1,494
⑩伊田 篤史九段 1,484
昨年は2022年に比べると平均年齢も若返っているようです。
40代棋士にも踏ん張ってほしいですね。
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2023年日本碁界年間ランキング
勝ち星1位は上野梨紗二段(49勝19敗)、連勝1位は志田達哉八段(20連勝)、対局数1位は藤沢里菜女流本因坊(69局)、勝率1位は広瀬優一七段(.7647)となった。
◎勝ち星ランキング
①上野 梨紗 二段:49勝19敗
②一力 遼 棋聖:48勝17敗
③芝野虎丸 名人:43勝22敗
〃上野愛咲美女流名:43勝23敗
〃藤沢里菜女流本因坊:43勝26敗
◎連勝
①志田達哉 八段:20連勝
②一力 遼 棋聖:17連勝
③六浦雄太 八段:15連勝
④一力 遼 棋聖:14連勝
⑤福岡航太朗四段:12連勝
〃上野梨紗 二段:12連勝
◎対局数
①藤沢里菜女流本因坊:69局
②上野梨紗 二段 :68局
③上野愛咲美女流名人:66局
④一力 遼 棋聖 :65局
〃芝野虎丸 名人: 65局
◎勝率
①広瀬優一 七段:.7647
②柳 時熏 九段:.7500
③安達利昌 七段:.7447
④一力 遼 棋聖:.7385
⑤小山空也 五段:.7273
(日本棋院囲碁ニュースより)
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最多勝の上野梨紗二段、大活躍でした。2/5に行われる女流棋聖戦第3局、仲邑菫さんに1-1のタイ、勝利の女神はどちらに・・・。
連勝記録は志田達哉八段、中庸戦で優勝。あまり目立たず孤高の棋士・・・。
最多対局は藤沢里菜女流本因坊。上野姉妹の追い上げに踏ん張っていますね。
勝率は広瀬優一七段、若鯉戦優勝。新人王になったのが5年前、いつ爆発するか・・・。
トップ5に井山さんや平成四天王が入っていないのが寂しいですね。これも時代の流れか・・・。
昨年の囲碁ランキング、これまでは「週刊碁」で一読できたのですが休刊でままならず古新聞になってしまいました。
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