天声人碁

剣正28号が「囲碁」を中心に雑感、独り言を随時書き込みしていきます。
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第7回中庸戦/秋山九段が優勝

2024-11-10 21:00:00 | プロ棋戦

第7回SGW杯中庸戦本戦優勝者決定戦が11月3日(日)に「日本棋院東京本院」で行われた。本戦は16名によるスイス方式4回戦で順位を決定する。
優勝決定戦は3回戦までを全勝の 秋山次郎九段と安斎伸彰八段の対戦となり、秋山九段が白番中押し勝ちをおさめタイトル獲得となった。
・優勝:秋山次郎九段(46)
・2位:松本武久八段(44)
・3位:安斎伸彰八段(39)
・4位:中小野田智己九段(54)
     (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

優勝の秋山次郎九段(46)、重厚な感じで昭和の雰囲気がありますね。
「秋山次郎」という名前も昭和、名前にも流行があるようですが、読みづらいのはドーモ・・・。

決勝で敗れた安斎伸彰八段(39)、群馬県の「少年少女囲碁強化練習会」で指導に来てもらっています。
安斎さんの著書「基本定石の周辺」にサインを頂きましたが、内容を十分理解できていない点がドーモ・・・。

決勝は秋山-安斎戦ですが、2位は松本武久八段、3位が安斎八段。スイス方式もややこしい・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-10):NHK朝ドラ/ブギウギ

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時代小説/脇坂安治

2024-11-08 21:00:00 | 本と雑誌

◆書籍紹介  
・書籍名:「脇坂安治 七本鑓と水軍大将」
・発行所:実業之日本社
・著 者:近衛龍春
・発行年月:2024年8月
◆内容紹介
賤ケ岳七本鑓、戦国を突き破れ!
信長、光秀、秀吉、家康-戦国乱世を渡り歩いた男

     ○ ● ○

脇坂安治(わきざか やすはる)は、賤ケ岳七本鑓(脇坂安治、片桐且元、平野長泰、福島正則、加藤清正、糟屋武則、加藤嘉明)の一人ですが、清正や正則に比べると知名度はイマイチですね。
戦国乱世で脇坂は脇役に見られがちですが、本書を読むと特異な存在だったようです。
浅井長政に仕えていたため、秀吉の縁者に比べ出世の面で焦りを感じていたとのこと。
天下分け目の関ケ原では「東軍西軍、どっち就かず」でしたが、何とか旧領を安堵されたようです。悩んだことでしょう・・・。

本書に興味を持ったのは、文庫本のカバー・イラスト(井筒啓之)が、愛読していた「三河雑兵心得」シリーズと同じタッチからです。
表紙の絵柄も購入選択の一要素なんですね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-08):第42期女流本因坊戦第4局/藤沢勝利で2勝2敗

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関東高校囲碁/群馬県予選会2024

2024-11-06 21:00:00 | 囲碁群馬

須永さん(四ツ葉)石岡さん(太田女)優勝
第40回関東高校囲碁選手権大会の県予選会が11月2日、富岡市の富岡実業高で開かれた。男女26人が盤上で熱戦を繰り広げ、個人戦男子は須永大智さん(四ツ葉学園5年)、女子は石岡まひろさん(太田女2年)が制した。男女それぞれ4人が関東大会(1月、水戸市)に進む。
団体戦の順位は男子が①前橋A②前橋B③富岡、女子が①太田女子②富岡となった。

個人戦の上位者
▽男子
 ①須永大智(四ツ葉学園5)②斎藤諒(前橋2)③家上紘弥(同)④倉持虹汰(伊勢崎工2)
▽女子
 ①石岡まひろ(太田女2)②藍沢遥花(四ツ葉学園4)③近藤杏(太田女1)斉藤玲(同2)
    (上毛新聞より抜粋)

団体戦優勝、準優勝
▽男子
 ☆優勝:前橋A(家上紘弥2、斉藤諒2、黒岩和葉2)
 ☆準優勝:前橋B(田中琉偉2、飯塚寿哉2、岡田武1)
▽女子
 ☆優勝:太田女子(石岡まひろ2,斉藤玲2、小森夕楓2)
 ☆準優勝:富岡(内田心子2、長山結有1、矢島柚香1)
    (高校囲碁連盟成績より抜粋)

     ○ ● ○

今回の参加者は男女合わせて26名。昨年が19名、一昨年が14名と右肩上がりは上等。
特に高校に入って始めた生徒が3~4割ほど、楽しみですね。
ただ、団体戦参加は5チームのみ、今後の課題か・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-06):関東高校囲碁/群馬県予選会2023

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井山、牛栄子/健闘!!

2024-11-04 21:00:00 | プロ棋戦

王座戦第2局/井山の勝利で1勝1敗に
第72期王座戦五番勝負第2局が10月25日(金)に愛知県蒲郡市の「銀波荘」で行われ、 井山裕太王座が芝野虎丸九段に黒番中押し勝ちをおさめシリーズ1勝1敗とした。

女流本因坊戦第3局/牛四段がシリーズ初白星
第43期女流本因坊五番勝負第3局が10月28日(月)に鳥取県湯梨浜町「望湖楼」で行われ、牛栄子四段が藤沢里菜女流本因坊に黒番中押し勝ちをおさめシリーズ1勝2敗となった。
    (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

王座戦1-1のタイに持ち込んだ井山王座、愚形の妙手が勝負手になったようです。
敗れた芝虎、過密スケジュールが続き、ヨミの正確さに影響か・・・

女流本因坊戦、牛さんが大石をしのいでカド番を脱しました。
敗れた藤沢さん、とどめを刺しきれず・・・。

芝虎、藤沢と勝ち星ランクの1位、2位が星を落としました。
特に芝虎は名人位を失い苦しい秋の陣ですが、復活は近いでしょう。
井山さんは棋聖戦挑戦者にも名乗りを挙げ、踏ん張っていますね。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-04):第48期名人戦第6局/芝野名人が4勝2敗で名人2連覇

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第49期名人戦第6局/一力が名人奪取、四冠に

2024-11-02 21:00:00 | プロ棋戦

第49期名人戦七番勝負第6局が千葉県木更津市の「龍宮城スパホテル三日月」で10月30日、31日に打たれ、一力遼棋聖が芝野虎丸名人に白番6目半勝ちをおさめシリーズ成績4勝2敗とし、名人タイトルを奪取した。一力はこれで棋聖、天元、本因坊と合わせて4つのタイトル保持者となる。
    (日本棋院HPより抜粋)

     ○ ● ○

四冠獲得の一力新名人、第6局でも精緻な形勢判断で押し切りました。
敗れた芝野さん、局地戦で緩んだかも・・・。

囲碁天下人となった一力四冠、囲碁のみならず完全無欠なエリート。
全盛期の井山さんは昭和の勝負師魂が残っていましたが、一力さんはAIの魂を具現化しているようです。
無冠となった芝虎、天元戦では一力天元と1勝1敗のタイ、捲土重来なるか・・・。

     ○ ● ○

1年前の記事(2023-11-02):群馬県第10回小中学生囲碁団体戦/2023

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