東京都での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数が連続して1000人を下回った(618人)。COVID−19感染予測のグラフが示す日別陽性者数のカーブも下向きになってきている。新年会クラスターがひとまず落ち着いたのかもしれない。小池都知事はまだまだこれから、今が正念場と言っていたが、確かにそうだ、緊急事態宣言の効果が現れるのはもう少し先だ。だが、昨年4月の緊急事態宣言が発出された時に明らかに封じ込めることができたので、今回も期待したい。
前回の宣言発出時は新型コロナウイルス感染症というものがよくわかっていなかったから、みんなで宣言に従ったが、今回は誰も従わないでいる。とくに若者はかかっても平気だとわかったものだから全く平気のように見える。都心のターミナル駅で乗り換える時にも大量の若者が夜の街に繰り出して行くのがみえてゾッとする。若者以外にもどこかに勤めていたりするような人はある程度縛りがあるが、そうでない人たちは少々の風邪なんて気にしないだろうからこの人たちの封じ込めが問題だ。あと、会食を避けることができない政治家と高級官僚と芸能人もついでに封じ込めて欲しい。
朝晩の通勤電車は相変わらず混雑しているが、今後も通勤電車クラスターの発生はなさそう。みんな息を殺して通勤しているのだから当たり前だが、帰宅時は大声で話している人が時々いるので、遠くに離れるようにしている。毎日の新規感染者数がどのぐらいになったら緊急事態宣言が成功といえるのかはわからないが、”下げ止まる”までは少々延長してでもしっかりと続けて欲しい。緊急事態宣言の影響をもろに被っている方には申し訳ないが急がば回れだ。
緊急事態宣言が意味しているのは、新しい生活様式の徹底であって、これを機に一気に進めて欲しい。慣れてしまえばなんてことはない。多くの産業が業態をコロナシフトに変えはじめている。面倒がってそういうことをしない、旧態然としたままのところは淘汰されていかざるを得ない。誰だって安心してたのしく外食をしたいし、安心してスポーツ、映画、観劇を楽しみたい、そして旅行も。そんなこと当たり前なのだ。そういうものをどうやったら提供できるかどうかが生き残りにつながる。お相撲だって大変だろうが頑張っている。
世界中で産業のパラダイムシフトが起こる、日本もそれに乗り遅れてはいけない。
もうしばらくの辛抱
COVID-19 による症状
最もよくある症状:
・発熱
・空咳
・倦怠感
時折みられる症状:
・痛み
・喉の痛み
・下痢
・結膜炎
・頭痛
・味覚または嗅覚の消失
・皮膚の発疹、または手足の指の変色