フロムはフロイトが好きでなかったみたい・・・2020年12月の読書記録

初夢はクラシックのコンサートに遅刻するなどと、夢見はいまいちだった。家族総出、去年亡くなった親父まで出てきてくれたが、ネットで調べていたら家族の夢というのもあまりいいものではないらしく、途中でやめた。

夢といえばフロイトだが、先月読んだフロムはフロイトの夢解釈が気に入らなかったようだ。確かに今になってみたらフロイトはどうかと私も思う。

雪国の感想は、ふざけたわけではない。ノルウェイの森でも感じたが、スマホ、SNSの普及は時代を大きく変えた。そして、新型コロナはそれをもっと。文学、文化も大きく変わっていく時代に私たちは生きている。

12月の読書メーター
読んだ本の数：2
読んだページ数：355
ナイス数：37

雪国の感想
国境の長いトンネルについての注解を読んで再読なのを確認した。４０年ぶりぐらいか。高校生じゃ何にも分からなかったろうな。今なら、小太りのパパと２０過ぎの温泉街のキャバ嬢の物語。スマホのなかった良き時代。SNSは日本人が劣化していることを暴いている。そして、結核どころか今やコロナ禍。人間にとっての普遍性とはなにか。情景描写は美しく、今なら、新海誠の映画のよう。小太りの中年男というのが、爆諸問題の田中と重なり、なぜ小太りに惹かれてしまったのか、最後まで引っかかった。でも田中の奥さんは美人。
読了日：12月28日 著者：川端康成

愛するということ 新訳版の感想
子供達が家を出て行って、妻と２人。この先のことを考えようと読むことにした。文章は平易だが、内容は終盤とても難解になって、よくわからなくなってしまった。１９５０年代に書かれているにも関わらず、人間が疎外された現代社会を俯瞰していて、驚く。愛するということがいかに深遠なものであるのかを真摯に考えるきっかけになった。私は人のことを愛することのできない未熟な人間かもしれないが、私はこの先少しでも多くの人を愛していきたい。
読了日：12月22日 著者：エーリッヒ・フロム

読書メーター

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少し人出を避けて散歩がてらに初詣

今日もいい天気。日差しを浴びているとポカポカしてくるが、風は冷たい。創価大学が往路優勝した箱根駅伝を見終わり、妻と散歩に出ることにした。

鶴岡八幡宮のほうからは、おそらく参拝の整理をしているような声が聞こえてきた。昨日よりも多くの人出なのだろうか、そういえば朝、マルチーズのコロの散歩に出た時も人が多かった。そんなことで八幡宮へのお参りはさすがにあきらめ、いつもの散歩コースを歩くことにした。いつもというのは、おととし死んだフラットコーテッドレトリバーのナイトの散歩コースというだけで、特段変わったものではない。

源頼朝の墓のふもとにありお正月だけ開く白旗神社。手前には公園があって地元の子供達が遊んでいた。

荏柄天神では今年の仕事をつつがなく行うことができることをお願いした。

学問の神様だけあり、比較的多くの学生がお参りしていた。子供の代わりに来ているような親御さんの姿もあった。

神社の境内には犬を連れて入ることはできないので、かつての散歩とは違うが、歩いているうちに、ナイトのことをしみじみと思い出す。

鎌倉宮は後醍醐天皇皇子の護良親王を祀っている。お正月に来ることはあまりなかったが、久しぶりにお参りした。獅子頭というものを頂いてきた。

どこのお宮もそこそこの人出だった。東京の明治神宮の参拝者数は去年の８割減だったというが、鎌倉もそんなところだろう。箱根駅伝の中継を見ると応援している人はそれより少し多そうだった。緊急事態宣言の発出を関東の知事がコロナ担当大臣に依頼したらしいが、飲食店クラスターを防ぐことができなかったことを考えるともう手遅れかもしれない。

ハイキングコースのある高台からは少々霞んだ富士山が見えた。日が傾くにつれてあっという間に冷えてきたので急いで家に帰った。

乾燥も

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