それぞれの本は、まったく別のタイミング、目的で手に取った。
ところが、それぞれが共鳴して、今回の「ヒトはどこから来てどこへ行くのか」を書くきっかけとなった。いわゆる、インスパイア(inspire)された、ということか。
9月に学会が詰まっているので、文献を読み込まなくてはならないのだが、読まないとなると7、8、9月となってしまうのでよくない。思案のしどころだ。
7月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:342ページ
ナイス数:30ナイス
一文一文が無駄なく美しい。過不足無い内容は名著と言える。 ただ、基礎力の無い発生学初学者が薄さと安さに惹かれて購入しても、背景にある広大な発生学の知識に追いついていけるか、疑問。まずは、ラングマン、ムーアを読んでからの方がいいでしょう。余白の多さは、発生学関連の研究者が、いろいろ書き込んで、知識の確認、研究の展開といったことを書き込むのに適している。
読了日:07月31日 著者:藤本 十四秋,受島 敦美
やや若手の気鋭の哲学者、倫理学者が集まって作ったという感じの本。 書いている学者さんたち自身がまだ悩んでいるといった風で、話はいずれも堂々巡り。 医学倫理にしても、問題提議だけ。 医療現場の抱えている矛盾の解決に結びつくことはない。ちょっと残念だったが、考える方法論は参考になった。
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