今年のノーベル物理学賞を受賞した青色LEDの研究が行われたのが25年前とのこと。四半世紀だ。
先日、昼食中に同僚とその話をしていたとき、不肖コロ健、「四半世紀か。俺は半世紀生きて来たけど、世の中変わったよな。(50年前には)東京オリンピック(が開催されたり)とか(50年前に)新幹線(が開通したん)だもんね。」といった。
同僚のスタッフが、「そうすると1世紀前、ってどうなんでしょうね。」
コロ健が「1世紀の間の発明か。やっぱり、抗生物質じゃない?だって、第一次世界大戦のベルサイユ条約が1919年だからね。第一次世界大戦はまだ抗生物質が無い時代の戦争だったんだよ。(ペニシリンの発見は1928年)」といったら、同僚は「僕はレントゲンだと思いますね(X線の発見は1895年)。すごくありません?」とのこと。X線は130年前なので、少々古いように思うが、まあ誤差の範囲といっておこう。ほかにもいろんな、発見、発明があった。1世紀はやはり長い。
今年97歳の私の祖母、最近床に伏せがちだが、ほぼ、1世紀を生きて来た。祖母が生まれた頃、まだ抗生物質は無かった。だけど、祖母はその後子供3人を育て、戦争を経験し、高度成長を経験し、祖父を見送ってきた。そんな祖母をみていると、科学の進歩、時代の変遷があっても人間は本質的に変わらないものだと思える。