あれから昨日の朝、切羽詰まって大騒ぎして記事をアップしてから34時間。一部、時間に錯誤があったので、昨日の記事のタイトルを書き換えた。
今はもう、帰りの新幹線。のんびりしたもの。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/53/f93742529a82e986dad14f71ffa71429.jpg)
某臨床系学会のシンポジウムでの発表にあたり、いくつかのことを自己評価してみた。
(1) まずは、発表そのものの自己評価。
これが最も大事なのだが、例によって70点ぐらいか。フロアからの質問がけっこうあったのが救いだったが、質問を受けて気がついた点が多かった。今回の発表、病気の病理診断のことばかりに頭がいっていて、発症機序をふまえた解説になっていなかった。これは大失敗。入試で途中経過を書かないで、結果だけを書いたような発表だった。
さらに悪かったのは、質問を受けて気がついたの通り、病気の発症機序を勉強しないままでいた。写真はきれいだったし、質問を受けない一方通行の発表だったら良かったのだけど、今日のはダメだった。まだまだ勉強が足りないと痛感。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/ac/298ba08a624846fa8f6df4c8dc57182c.jpg)
(2) 発表するときに緊張していた方がいいか、それともリラックスしていた方がいいか。
最近、発表前の緊張感が足りないような気がしていたので、今日は意識的にいれんこんでいった。だが、これもちょっと失敗。図を示すレーザーポインターが揺れている。
「あ、俺、緊張している」と気がついたのだが、なかなか手の震えは止まらない。画像スライドになってから、とんちんかんなところをさすようになったら大変だ、文字スライドのうちに修正しなくてはと、かつて、鬼師匠に教えられた通り、久しぶりにポインターを両手で握ってなんとか震えを治まらせた。参った。
やっぱり、発表はリラックスして入る方が良さそうだ。今度はバスケットボールのフリースローの時のまじないをすることにした。
(3) 発表直前まで、スライド原稿をみて粘るかどうか。
さすがに発表原稿を用意することは無くなったが、発表までにパワーポイントを2回ぐらいはプリントアウトする。これを読み込んで、全体の時間(今日の場合は30分)を調整してみるのもいいのだが、それほど簡単なことではない。それにスライドは提出済みなので、間違いが見つかっても訂正はできないので、やっぱりあまり粘るのはよくない。あと、発表スライドはいつまでに完成させるかということも問題だ。今日の場合は、発表1時間前にスライドショーの形式を変えた。発表が始まると、「あれ?こんなとこ変えてたっけ?」とか「こんなスライドいれていたっけ?」となる。当日は変えない方がいいのだが、パワーポイントになって、変更が簡単になってしまって、ついついやってしまう。
(4) 謝辞のスライドの説明をする。
これまでの仕事は、当然のことながら自分だけの力ではなし得ないこと。だから、謝辞を最後に入れる。とくに、臨床系の学会だと、なぜ、病理医である私がここで話しているのか、ということを説明しなければいけない。幸い、発表時間に余裕があったので、謝辞でその学会に所属している先生にお世話になったことを述べることができた。これから、またこのような機会があったら、また、そうしよう。
(5) ディスカッションでの回答に当たり「それは重要なポイントです」とか質問に対してコメントしてから答える。
これは、どうだろう。今日あった質問はどれも私にとって「難しい」質問ばかりだった。おもわず、「それは難しい質問ですね」と言いかけたが、冒頭でも書いた通り、私の勉強不足、考察不足で難しいだけ。こういうことを言うのは、まだ百年早かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/22/cfbb91f02bc3f806e5e90b9566b50ab5.jpg)
帰りがけにも質問をしてくる先生がいたりして、まあまあの発表だったのだろう。
あまり、くだらないことは考えずに一回一回の発表を大事にしていこう。
あと、前の日は飲み過ぎないように
ナイト
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