こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

南風の中、鎌倉散歩

2021年01月16日 | 鎌倉暮らし
今日は南風のせいで暖かくなるという天気予報通り朝から暖かかったが、その南風も強かった。
散歩に行こうと妻に誘われ久しぶりに源氏山の方へ行くことにした。
鶴岡八幡宮はそこそこの人出。緊急事態宣言がでているとはちょっと思えない。
渋滞の鎌倉街道を歩いて北鎌倉に抜け、先日歩いたのと同じように亀ケ谷切り通しを抜けて扇ケ谷へ。今日は寿福寺の横から源氏山を上った。


時折、人とすれ違うだけで、街中と違ってこちらはまばらだった。

空を見上げると雲ひとつなく、強い風は相変わらず吹いていた。
銭洗弁天の前を通って山を降り、スーパーで買い物して帰った。
あとはとくに何もなし

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COVID-19 による症状
最もよくある症状:
・発熱
・空咳
・倦怠感
時折みられる症状:
・痛み
・喉の痛み
・下痢
・結膜炎
・頭痛
・味覚または嗅覚の消失
・皮膚の発疹、または手足の指の変色

世の中太るようにできている、そしてDM高血圧

2021年01月15日 | スポーツ・健康・ダイエット
昨日は全国的に暖かかったみたいだが、ほぼ1日屋内にいたのでよくわからなかった。今日は天気はすぐれず気温も上がらないらしい。

一昨年から始めたダイエット、あすけんという体重記録アプリを使った、”体重管理ダイエット”で3ヶ月で84キロから79キロまで5キロの減量に成功した。ところがそこから下げ止まり、昨年の息子の結婚式の前後、外食が増えたせいもあってか、81キロまで戻ってしまった。これはまずいと思い、糖質(炭水化物)オフダイエットを始めた。

糖質(炭水化物)オフといっても、私の場合は”ゆる糖質オフダイエット”。”ゆる”というのは、食事での炭水化物を完全にオフにするわけではなく、減らすという程度で、ウィークデイは朝と昼に100グラムずつ計200グラム、白米を食べる。でも、夕食ではご飯は食べない。週末は3食とも炭水化物はとらない。当然のことながらうどん、そば、ラーメンは禁忌。パンも食べない。ただ、酒を控えることはしていない。10月の初めにスタートし、3ヶ月経って75キロを切るようになった。5キロ減量できた。これまでのただ記録するのと違って、実際に炭水化物を減らしているので、内臓脂肪が減ってウエストが細くなった。おととい、ここ数年穿いていたスーツのズボンがだぼだぼになって使えず、後生大事にとっておいた古いズボンを穿くことができたときは結構嬉しかった。なぜなら、あすけんの目標に”昔穿いていたズボンを穿けるように”としておいたくらいだ。

ところが、今朝体重計に乗ったらちょっと増えていた。原因は明白。外食だ。
おととい、昼食用に駅の売店で弁当を探したがどれもご飯たっぷり。以前なら、ご飯がたっぷりなのは当然で、おかずも気にせず選んでいたのだが、今はどれも選ぶことができない。ちょっと悩んだが、新幹線に乗るときによく買う、まあ、言ってみれば好物のロースカツサンドにした。これだとタンパク質が多くて、炭水化物は少ないように見える。あとで野菜ジュースも飲んだ。でも総カロリーはそれほど高くなくても炭水化物の量が多い。パンはただ単にカツに押し潰されていただけだし、衣もしっかりついていた。今の私には完全にアウトだった。

そして夕食は街に出てもどこも感染対策が不十分に見え、割高とはわかっていたがホテルのレストランで安心して孤食もとい個食。パンはつけてもらわなかったが、付け合せのジャガイモは食べてしまった。そして、昨日の朝食もホテルで食べたがご飯少なめにと言ったのに150グラムぐらいよそってあった。コロナでビュッフェ形式でなくなったのが私には仇となった。おいしい里芋、かぼちゃもしっかりあって、もったいないと全部平らげた。昼は施設内のコンビニで買った弁当。ロカボ(低炭水化物)弁当を探したが見つからず、考えた挙句ご飯が少なそうなネギトロ丼にしたら、ご飯がネギトロに埋まっていただけだった。
新型コロナウイルス 感染症のリスク要因として基礎疾患のある人、というのがさかんに言われている。糖尿病、高血圧、心疾患などだが、先天的な要因のある人を除けば原因は肥満であることがほとんど。人工透析の原因の1位は糖尿病性腎症だ。今や肥満は新型コロナ感染症に伴う医療崩壊の遠因といってもあながち外れてはいない。医療経済上も糖尿病性腎症の増加による血液透析患者の増加は深刻だ。もちろん、肥満による高血圧とそれによる脳血管障害も深刻な問題だ。

今回、わずか2日外食を中心とした生活をしただけで、世の中にいかに不要な炭水化物が溢れているかということがわかった。基礎代謝の盛んな若い間はそれなりの食生活は許される。ラーメンをたっぷり食べたって悪いことはない。でも、中年以降はそんなご馳走は不要だ。中年以降の人間に金を使わせ、飽食へと誘うのは犯罪行為のように思える。禁煙は20年近く続いているが、適正な食事というのもこれからは行なっていきたいが、ただ単にタバコを買わなければできる禁煙とちがって、食事の場合外食ではなかなかコントロールできないので難しい。
自助努力

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まっすぐ行き、まっすぐ帰った(直行直帰No会食)

2021年01月14日 | 日々思うこと、考えること
新幹線で往復、ホテルから施設までだけは電車を使ったが、これは東京と同じ状況。それに行った先は感染者は東京のように出ていない。施設内では互いにマスク着用で、濃厚接触に相当する場面なし。手指洗浄はアルコールで頻繁に行った。朝夕の食事はホテルで済ませ、今日の昼は弁当で互いに距離をとって食べた。これでおそらく感染することはないだろうと思うが、一見元気な人が感染していたりするので、しばらく不安になるのが新型コロナの辛いところ。仕事の内容はもちろんだったが、感染対策にも気を使いながらだったのでずいぶん疲れた。

朝から晩までカンヅメだったということもあって、街の様子を見ることはなく、人出がどのぐらいなのかはわからなかったが、帰りの新幹線も混雑のピークなのに空いていたし、駅の売店もガラガラで気の毒になった。おそらく街への人出は少なかっただろう。

GoToトラベルでもみんながこんなふうにしていたら感染拡大もずいぶん抑えることができたのではなかったかと思う。例えば、観光地へはまっすぐ行って静かに楽しんだらまっすぐ帰る。旅行先での食事は同居して生活している家族のみか別々に暮らしている人同士の場合は2人まで。それか、アクリルパーテーションで区切られたテーブルを利用すれば4人まではいいとか。飲食店も一律にいろいろ工夫していたらこんなことにならなかったのではないか。施設認定をもっと厳格に行った方がいいのではないか。1店舗十数万支給するぐらいならそれを個食対応に使った方が余程いい。いやならやってはダメと言わないと。

感染対策、きりがないといえばきりがないのだが、SARS-Cov2が乗り越えられないラインというのは必ずある。そこはもう、マスク、手洗い、3密防止で十分なわけだとわかってきているので、それをクリアできるよう、工夫しなくてはいけない。
接触しないにはどうするか

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緊急事態宣言下での要不要

2021年01月13日 | 日々思うこと、考えること
今朝も寒かった。今読んでいる”嵐が丘”の一節にある、「空気は見えない氷でできているかのように冷たかった。」まさしくそんな寒さ。それでも朝日を受けた木々や家々の屋根から湯気が立ち上り、あたりは真っ白な靄に包まれた。エサをついばみに小鳥もやってきて、夜明けとともに庭はにわかに賑わった。今日明日は新幹線に乗っての遠出。遠出といっても旅行ではなく、仕事。何をもって必要な仕事とするかは難しいがリモートでは対応困難なこと。行きの新幹線は思っていたより混んでいた。さすがに観光風情の人はいなくて、皆さんいかにもお仕事という感じ。
まあ、そうだろう。
南岸低気圧が通り過ぎたあとのせいか、車窓から見る空には雲が時々浮かんでいるだけでよく晴れている。
去年の暮れ、”コロナでわかった要不要(上)(下)”というエントリーを書いた。その時にはエッセンシャルワーカーのことを中心に人の仕事について考えた。こうしてウィズコロナが続き、いよいよ緊急事態宣言が再び出されているにも関わらず、私なりに仕方ないにせよ大都市間を移動してまでする仕事は必要なのかと考えてしまう。医療関連の仕事だったら許されるのか判断には悩む。結局のところ、要不要などそれぞれの人の価値観に基づくものでしかない。GoToにしても、観光業、飲食業の人にとっては必要で、コロナにうつるのは、その場で無防備に行動する人たちにしか過ぎないわけで、コロナ感染を提供しているわけではない。”俺たちばかりが悪者扱い”と嘆いていた居酒屋の店主の気持ちはわからないでもない。
人との接触をなるべく避け、静かに行動することを心がけた。知らない土地で夕食をどうしたらいいかがわからず、少々不安だった。駅の周りにいくつか食べたくなるような店もあったが、複数人で食事をしているのが見えたり、パーテーションがなかったりで、結局あきらめ、割高だったがホテルのレストランで孤食をとった。
そして、こちらも明日から緊急事態宣言。こちらでの仕事はあと1日。

閑散

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新型コロナに突きつけられたもの

2021年01月12日 | 日々思うこと、考えること
2個の南岸低気圧のうち、1個は雨も雪も降らせないで通り過ぎてくれた。午後には次の低気圧が同じように雨か雪を降らせるということだが、帰宅時刻に大したことにならないことを願っている。
日本海側のドカ雪では甚大な被害が出ているということで、お見舞い申し上げます。

休校要請が出されていないせいか、学生が多く朝の電車はそれほど空いた印象を受けない。去年の緊急事態宣言の時はみるからにガラガラだったけど、今朝は先週と変わらない混み具合。満員電車に乗っているだけなら感染する確率はよほど低いということがわかっているので、テレワークが難しい人はこれまで通り出勤するのだろう。

来る日も来る日もどうしても新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連した話になってしまうのは、芸がないと思っていたのだけど、これこそが”ウィズコロナ”時代ということなのだと気がついた。もう、コロナに関係ない話というのはできなくなってしまったのだ。数年後、とても有効なワクチンが確立されたとしても加齢、高血圧、糖尿病、慢性呼吸器疾患といったハイリスク因子への不安が消え去ることはもうない。これまで人類がわかっていながら、なあなあで済ませてきたところをSARS-Cov2は狙い撃ちしてきたのだ。

SARS-Cov2は人類が健康的な生活をして、肥満にならないよう飽食を改め、運動し、喫煙を止める、そういったことをするよう求めてきたとも言える。それらの問題の根には地球温暖化に連なる人類の傲慢と横暴がある。人類がこのようなことに対応していくにはまだまだ時間がかかるだろうが、生活を改めることでしかSARS-Cov2の手から逃れることはできないということを自覚することでしか自らの身を守ることはできない。
心の健康も

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コロナ禍で大人はバカにされ

2021年01月11日 | 日々思うこと、考えること
薄曇り、陽光は弱々しい。今日もとても寒い。今夜から明日は私の住む関東地方南部も、南岸低気圧の通過に伴って雪になるとか。今日の成人の日に重ならなくてよかった。鶴岡八幡宮の前を車で通ったら、晴れ着姿の女性が何人もいた。この時期に成人式か!?というのは簡単だが、やめろというのは難しい。

成人式の後の会食を控えてくれと西村大臣がツイッターで呼びかけていたようだが、効果は限定的だろう。なぜなら、手本となるべく大人が全くダメだから。最たるものは菅総理、若い人への自粛を強く訴えているが、本人が会食しているようではどの口がそう言わせてるのかと、誰もが思う。劣化した大人による説得に耳を貸す若者がどれほどいるか。
私たち大人にできることは、若者に馬鹿にされることのない、恥ずかしくない生活態度で毎日を送っていくしかないのだが、それができる大人がどれだけいるか。
自分のことは自分で守る

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レモンとコロとシジュウカラ

2021年01月10日 | 鎌倉暮らし
今日も寒い。
それでも、幸い雪害からは逃れているから、そう大騒ぎはできない。
今日もコロは元気よく散歩した。

【マルチーズ】コロは今日も元気に散歩

寒くてたまらないが、陽当たりは暖かい。
タイワンリスがレモンをかじるようになったので、残りのレモンもすべて収穫することにした。この前と合わせて都合80個ほど。豊作で嬉しい。

最近ファットボールという餌のボールをやってあたりの小鳥たちを餌付けしている。この餌入れだとタイワンリスは手を出せない。現在は、スズメの大家族と、シジュウカラのつがい、メジロのつがいが来る。ただ、メジロのつがいはなかなか餌にありつけない。

【シジュウカラ】ファットボールをムシャムシャ

郵便局まで用があって、昼過ぎに散歩がてら出かけた。今日は十日えびす。恵比寿様を祀っている本覚寺は賑やかにやっているだろうと寄ってみた。
十日えびすといえば、華やかな福娘がたくさんいて賑やかなのだが、今年はそれがなく、寂しい限り。
緊急事態宣言の前から段葛の狛犬もマスクをしている。
基本はもちろんステイホーム、スーパーで買い物をしてさっさと帰った。
明日も寒いのか

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寒い寒い

2021年01月09日 | 日々思うこと、考えること
今朝も0度。小鳥にやっている水が器の形通りに凍っていた。日差しはあって、日に当たっていると体は少しポカポカするが日陰に入るとあっという間に冷えてしまう。

マルチーズのコロもなかなか起きてこない。先日買ってやった温熱シートが気に入っているみたい。なんども起こしてやっと起きた。
エサを食わせたら元気になって散歩に連れて行けとせがむので、1度前後のところをよく歩く。かつての散歩嫌いが嘘のようだ。実は散歩大好きだったか。   
    
不要ではない所用があり、車で移動。どこも寒かった。
緊急事態宣言が出ているだけあり人出は少なかったけど、この背後には感染爆発が進行していると思えてしまい、暗い気持ちになる。それに、そもそも昼間こうやって感染対策をしている人たちは感染を拡大させることはほぼない。

明日明後日も静かにしていよう。
また明日

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中国の方がよほど国民の命を守っているとなると悔しいが

2021年01月08日 | 生き方について考える
今朝は車載温度計が0度を指していた。駅まで冷たいハンドルを握ってくれている妻には悪いがしっかり手袋をしていなくては震えてしまう。今日は日差しがあっても気温は上がらないので、洗濯物の乾きも悪いだろう、そんなことを天気予報で言っていた。去年からこれまで季節がとてもはっきりしていて、これは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行による人類の生活様式の変容に伴うものかとさえ思ってしまう。

成人式を前に、昨日首都圏に緊急事態宣言が出された。関西圏も早晩出されるようだ。晴れ着姿でたのしく集まりたいというささやかな願いを持っている成人式を控えた若者には気の毒な話だが、感染しても軽症ですむとわかっている元気な若者が集まったら当然クラスターを発生させるので、成人式前の発出というのは致し方ない。ただ、私なんぞが心配せずとも、彼らはそれなりに各地の公民館の前に集まるだろうし、そのあとには飲み会にもなるだろうから、結局のところある程度の感染拡大を見込んでおく必要がある。

年末の忘年会で感染が拡大したというニュースが流れてきている。芸能人がカウントダウンパーティーだの鍋パーティーを開いたとか、政治家の会食の話を聞くとうんざりするも。”皆さん意識が高い人ばかりだから大丈夫”、などと強弁している正常性バイアスにとらわれた発言をしている人もいるらしいが、いざ2週間後にご本人たちが感染したらやっぱり医者にかかるだろうにと考えると残念だ。忘年会クラスター、クリパクラスターに引き続いての新年会クラスター、そして成人式クラスターで、新規感染者数はこのままどんどん増えていくに違いない。それが日本人の民度だ。

そんなことを言っていて、私が感染したらどうしよう。すぐに入院することはできないだろうから、まずは自宅療養。こんきも(このブログ)にそのことを書くと私のことを知っている人にまで迷惑が及ぶから、そうそうあからさまにも書けない。”しばらくお休みします”とでもするか。そうしたら、”ははあ、コロ健ついに悪運尽きたか”くらいに思っていただきたい。無事生還できたら、”色々あってしばらく休んでいましたが”などと書いて再開するか。こんなことを考えてしまうのも、もうどこで感染してもおかしくない状況で、SARS-Cov-2から完全に逃げ切ることはできないかもしれないと弱気になってきているせい。

そんなことを考えていたら、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染コントロールに成功した中国のことが頭に浮かんだ。不幸にして新型コロナ感染発祥の地となってしまって世界中の顰蹙を買っているが、その後の徹底した感染対策により封じ込めに成功している。それはもちろん徹底した監視によるもので、もし感染者がでたらモグラ叩きのごとく抑え込んでいるようだ。クラスター潰しができるのは監視の賜物といえるだろう。これで中国製のワクチンが効けば、何事もなかったかのようになってしまうかもしれない。この前、新年を迎えた武漢の様子をテレビで見たが、みなさんけっこう楽しそうにみえた。一方で、人権を尊重しているように見える民主主義国家は自制が効かずに多くの死者を出し、いまだにロックダウンの繰り返しで、インタビューでは悲痛なことばかり聞こえてくる。もちろん日本もそうだ。中国が人権を抑圧しているというが、そんな国のほうがよほど死者が少なく、国民の命を守っているということになると悔しい。だが、こうなってくるとそこに生きる国民にとって、人権か命か一体どちらのほうが大切なのかよくわからなくなってしまう。
これもまたマトリックスの世界

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人を囲い込むことで成立しているのが医療

2021年01月07日 | 日々思うこと、考えること
寒さが降ってくるような薄曇りの空。せっかく夜明けの時間が少しずつ早まってきているのにこの雲ではお日様をおがめない。小鳥たちに用意した餌台にたくましく生き延びているタイワンリスが横取りしようとやってきている。追い払うのも可哀想だし、いちいち窓を開けるのも億劫なので、そのまま放っておく。
昨晩から用意していてくれた七草がゆをいただき、仕事に出た。
学校の冬休みもほぼ明けたようで、電車は混んできた。

いよいよ今日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大防止のための緊急事態宣言が発出されるらしい。

「すぐにでも入院しましょう」医者にそう言われたらたいていの人はその日のうちに病院に入る。「もう一息ですね」と言われたら、退院の日を心待ちにしながら我慢する。医療とは治療すべき対象の人を囲い込み、囲いすなわち病院の中にとどめ置くことで成り立っている。その間、病人の社会的活動は大きく制限される。勝手に出歩けば治りは遅くなる。
今は、人類全てが入院しなくてはいけない状況になっている。社会全体の活動が制限されるのも仕方がない。目先のことばかり考えて勝手なことをする人がいたら、終息はずっと先のことになる。
そんなふうに考えることができたらいいのだけど、全ての人がそうするようになるのは難しい。まあ、ほとんど諦めてはいるが。
できる限りテレワーク

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いまこそ、全員でマスク着用、手洗い、3密防止

2021年01月06日 | 自然災害・事故・感染症
明日から、もう一段寒くなるというのを聞いてうんざりしたが、なるほど帰りには十分寒かった。それでも南関東の寒さ(明日の最低気温の予想は1度、最高気温は11度)など寒冷地からみれば寒いうちには入らないだろうし、雪はないからここは我慢してしかるべき。一昨年の秋、今の職場に就職した時に隣の先生がほんの挨拶がわりに私の机に置いてくれていた3輪のニチニチソウがまだ頑張っていて、先週あたりから花を咲かせ始めた。

生命の強さというものを目の前で感じることができ、これには隣の先生も喜んでくれている。徒長しているのをどうしたらいいか悩んでしまうが、春まではこのままにし、そのあと鉢増しするなり、剪定するなり考えよう。

いよいよ緊急事態宣言が発出されるそうだが、これが遅いのか、まだまだ不要だったかは誰にもわからない。おそらく正解はない。緊急事態宣言を出したからって、会食をやめない政治家はいくらでもいるだろうし、もともと関係ないと考えている若者が従うとは思えない。ただ、このことで、社会的な緊張感は増すので、これまで徹底できていないでいたこと、とくにリモートワークが推進されることを祈る。不要な会食をする中高年者も減ってくれることだろう。
昨年末、ある友人に、「今の報道の状況とかって、なんだか新型コロナのことを煽っているだけのように感じるのだけど、そんなことない?」と聞かれることがあった。そんなふうに考えている正常性バイアスに捕らわれている人が間近にいることに驚いたが、おそらく彼の周りには感染者が出ていないのだろうと思い、答えることなく聞き流した。

自分の体を職場に持っていかなくてはならない身として、自分ばかりが大変だと思っていたが、そんなことはない。私などよりよほど大変な思いをしている人(エッセンシャルワーカー)はたくさんいる。そういう人たちを守るためにも、今、ここで頑張らないといけない。
よくある風邪だと思ったら、それは新型コロナであることの方が多くなってきている。全ての人が、感染拡大防止対策、マスク着用、手洗い、3密防止を行ったらずいぶんと抑え込むことができる。
体調管理しっかりと

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責任取る気がある政治家はいるのだろうか

2021年01月05日 | 日々思うこと、考えること
今日は小寒、寒の入り。すでに十分寒いがこの先もっと寒くなるのかと思うと気が滅入る。今週末には喪中葉書を出し忘れてしまった方からいただいた年賀状へのお返事に寒中見舞いを出そう。ほんの数通でも、いただいた近況を読むと嬉しく思う。年賀状とはいいものだ。

昨晩、NHKのニュース番組で塩野七生さんがコロナ禍に見舞われている日本そして世界について語っていた。印象に残ったのは、”政治家は誰も責任を取ろうとしていない”という言葉。そして、それは日本に限らず、世界中でのことだという。海外でも、日本でも責任を取る覚悟で新型コロナウイルス感染症に立ち向かっている政治家はいるので、世界中というのはどうかと思うし、都道府県知事の中には率先して感染対策に乗り出している人がいる。地方と中央では違うという中央省庁の官僚もいるかもしれないが、そんなことはない、地方は経済規模が小さいからもっと大変かもしれない。政治家の多くは責任をとらずになんとかやり過ごそうとしているようにみえる。

間近で感じる日本の状況はといえば、政治家はイニシアチブは維持しつつ、責任は取らない、というように動いている。責任を取りたくないから、思い切った政策をとることはできず、すべてが中途半端。GoToをめぐる迷走はそのことを如実に物語っている。責任を取りたくないから、専門家の意見を取り入れながらという。専門家といってもどんな人がいるのかはわからない。まさか医療関係者ばかりではあるまいに、政治経済の専門家もいるはずなのにその人たちの名前は挙がらない。このままでは、分科会の医療関係者に責任が押し付けられてしまう。延期となったオリンピック・パラリンピック、開催するにせよ、中止するにせよ、誰かが決断しなくてはいけない。その誰かは政治家であって、よもや分科会であってはならない。

やるならやるでいい。責任を取る覚悟があれば真剣に感染拡大防止対策を考えるだろう。自分が決めたことで人がなくなるというのであれば、ロックダウンだって辞さないはずだ。中止にするなら中止にしたらいい。それは英断以外の何物でもない。今の状況を見ていると、先延ばし先延ばしで、いったいどうなることやら。ワクチンが効くかもしれない、というのであれば、ワクチンの効用が確かめられた段階で決定すると、宣言したらいいのにそれができない。全く情けない限りで、残念だ。

塩野さんは最後に、日本へのメッセージとして”失敗することを赦す社会になってほしい”といっていた。たしかにこの国は失敗した人に厳しい。資源のない国で競争が厳しいということがあるからかもしれないが、それよりも”セコイ”からではないかとも思う。セコイから足を引っ張り、叩きのめすことが日常茶飯事となってしまう。こんなことではだれも勇気をもって正しいと思うことができなくなってしまう。失敗は失敗でも、十分な議論と準備と説明の上での失敗であれば、許せるような社会にしなくてはいけないのだが、今の政治状況がそうなっていないのはとても残念だ。
絶望していてもはじまらない

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仕事始めに今年の抱負を考えた

2021年01月04日 | 生き方について考える
今日から目覚ましの時間を5分早めた。目が覚めた時に測っている血圧が昨日までより10mmHgも高い。いつも通りといえばそれまでだが、体はすっかり仕事モード。三が日、なるべく静かにじっとしていてたおかげか、体調は良さそうだ。

朝の横須賀線はまだ空いていて、いきなりラッシュともならずホッとした。並走する東海道線をみるとあちらも同じようだ。早晩、緊急事態宣言が発出されるだろうけど、そうしたら、もっと空くだろうか。その緊急事態宣言だが、”感染しても大したことない”ということを知った若い人たちの動きを止めることは無理だろうから、効果は限定的なものだろう。

せっかくの仕事始めの日ということで、今年の抱負を考えてみたが、初老のとば口に立つ57歳にはこれといったものが浮かんでこない。将来への夢や希望といっても残りの時間を考えると大きなことをなそうとするのも難しい。これも老化の始まりか。生きる目標を失っては生きていけなくなるので、3つ考えてみた。

・新型コロナウイルス(COVID-19)に感染しないように注意して生活し、感染したとしても死なないよう不摂生しない。
・病理医としての仕事をまっとうし、さらには医学の進歩に寄与することをする。
・穏やかな気持ちで生き、人の嫌がることはしない。
る。
どれも当たり前のことで代わり映えしないが、そうはいっても行うは難し。取り組む目標として不足はない。
目標は高く

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今日はようやくステイホーム

2021年01月03日 | 日々思うこと、考えること
今年は喪中ということもあり、地味な正月を過ごした。
昨日の鎌倉は案の定大変な人出だったというのを同じ鎌倉のブロ友さんのエントリーを読んで知った。朝から箱根駅伝をテレビ観戦。今日も結構な人出だと思いつつ、近所の人がちょっと出てきただけでもこうなるだろうと諦める。ただ、大手町のゴール近辺は明らかに多すぎ。この辺りでまた感染が拡大するのだろうと呆れてしまった。
このブログで時々アップしているレモンがいよいよいい色になってきた。妻は枝につけたまま完熟させるということで、収穫をずっと待っていたのだが、リスだかヒヨドリだかに食われてしまったのを1個見つけたので、すっかり黄色く色付いたのだけを収穫することにした。今日の収穫 29個。
そんなわけで、今日は真面目にステイホーム。外に出たのはマルチーズのコロの散歩だけにした。寒さが身にしみるがいよいよ明日から仕事再開。この三が日は息子が生まれる前以来だから26年ぶりだろうか、夫婦だけで過ごすことができた。2人はいいものだと語り合った。

明日から通勤

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フロムはフロイトが好きでなかったみたい・・・2020年12月の読書記録

2021年01月02日 | 読書、映画、音楽、美術
初夢はクラシックのコンサートに遅刻するなどと、夢見はいまいちだった。家族総出、去年亡くなった親父まで出てきてくれたが、ネットで調べていたら家族の夢というのもあまりいいものではないらしく、途中でやめた。
夢といえばフロイトだが、先月読んだフロムはフロイトの夢解釈が気に入らなかったようだ。確かに今になってみたらフロイトはどうかと私も思う。
雪国の感想は、ふざけたわけではない。ノルウェイの森でも感じたが、スマホ、SNSの普及は時代を大きく変えた。そして、新型コロナはそれをもっと。文学、文化も大きく変わっていく時代に私たちは生きている。

12月の読書メーター
読んだ本の数:2
読んだページ数:355
ナイス数:37

雪国雪国感想
国境の長いトンネルについての注解を読んで再読なのを確認した。40年ぶりぐらいか。高校生じゃ何にも分からなかったろうな。今なら、小太りのパパと20過ぎの温泉街のキャバ嬢の物語。スマホのなかった良き時代。SNSは日本人が劣化していることを暴いている。そして、結核どころか今やコロナ禍。人間にとっての普遍性とはなにか。情景描写は美しく、今なら、新海誠の映画のよう。小太りの中年男というのが、爆諸問題の田中と重なり、なぜ小太りに惹かれてしまったのか、最後まで引っかかった。でも田中の奥さんは美人。
読了日:12月28日 著者:川端康成

愛するということ 新訳版愛するということ 新訳版感想
子供達が家を出て行って、妻と2人。この先のことを考えようと読むことにした。文章は平易だが、内容は終盤とても難解になって、よくわからなくなってしまった。1950年代に書かれているにも関わらず、人間が疎外された現代社会を俯瞰していて、驚く。愛するということがいかに深遠なものであるのかを真摯に考えるきっかけになった。私は人のことを愛することのできない未熟な人間かもしれないが、私はこの先少しでも多くの人を愛していきたい。
読了日:12月22日 著者:エーリッヒ・フロム

読書メーター


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