一昨日に続き、今日もアカショウビンねらいで出かけた。今日はちょっと足を伸ばして、鶴岡市羽黒山へ。朝4時30分に家を出て、月山ビジターセンターに着いたのが6時ごろだった。有料道路は8時開通なので、それまで近辺を歩くことに。 まず、荒沢寺向かいの林道をちょっと上ってみた。樹齢○百年のりっぱな杉の木、そしてブナ林が続いている。キビタキの声が歓迎してくれた。しばらくすると、キョッ、キョッ、キョッとアカゲラの声。これは近い。それにしても休む暇なく鳴いている。あまり移動せず、一ヶ所でしばらく鳴いている。おかげでじっくり撮ることができたが、林の中は薄暗く、なかなかシャッタースピードが上がらず、ほとんどブレブレだった。30分ほどして、ビジターセンターの方に戻った。センターは閉館日(月曜日)だった。 道路向かいの「二夜の池」を見に行くと、アオサギが数羽いた。巣材運びしているのもいた。ここで繁殖するのだろうか。池では、オシドリのペアを見つけた。少し早めの朝おにぎりを食べて、8時有料道路を上った。山頂駐車場に車を止め、車を降りると、早速キョロロロロロ・・・。アカシヨウビンだ。はやる気持ちを抑えながらブナ林へと下りて行った。キビタキの声が林に響いて気持ちが良い。アカショウビンの声は近づいたかと思うと遠のき、なかなか見つけられない。沢沿いのほうまで下っていくと、キョロロ、キョロロとささやくような声が聞こえてきた。これはかなり近いぞ。しかし、これがなかなか見つけられないんだなぁ・・・。木の葉は生い茂り、樹木が重なり合っていて、しかも沢の下の方を上から見る形なので、なかなか厳しい。 でも、30分くらいキョロロロロロ・・・を聴くことができ、これだけでも十分だなと思った。沢の上のほうと下のほうから声が聞こえ、これは2羽だなと分かった。いつか何年後かにはきっと出会えるだろう。今日はこれで良しとしなくては・・・と思った。山頂に上っていくと、いきなり人間の世界に戻ってしまった。月曜日だし、あまり観光客はいないだろうと勝手に推測していたが、結構いるものだ。観光バスも5,6台止まっていた。 社殿から離れ、あまり人のいない小道を歩いていくと、キビタキが鳴いていた。ほとんど真上状態だったが、近いのでちょっとがんばってしまった。車に戻ると10時を過ぎていた。道路を下っていくと、オオアカゲラが前を横切って、杉の幹に止まった。また、アカシヨウビンの声も聞こえた。もしかすると、下の池の方かもしれないと思い、「二夜の池」を一周することにした。しかし、残念ながらその後は聞こえなかった。池のそばの東屋で疲れた体を休め、のんびり池を眺めることに。12時ごろ羽黒山を後にした。今日もアカショウビンには巡り会えなかったが、結構近いところまで寄ることができ、アカショウビンと同じ空気を吸うことができたので(たぶん?)、今年はこれで満足とすることにしよう。来年は、ぜひお姿を!!!
【出会った鳥・声も】 アカゲラ・オオアカゲラ・ツツドリ・ホトトギス・アカショウビン・キビタキ・オオルリ・カケス・オシドリ・アオサギ