今日は、大井沢から月山志津のコースで鳥見に行くことにした。6月に入り、このコースは2回目だ。朝4時に家を出て、大井沢には5時前に着いた。もちろん今回もアカシヨウビンねらいだ。まず、湿地の方に下っていった。 中央の木の枝にモリアオガエルの卵塊がい っぱい下がっていた。あと一週間ぐらいでオタマジヤクシが出てくるかもしれない。このオタマジャクシめあてにアカショウビンが早朝やってくることがあると昨年聞いたので、来週あたりチャンスかもしれない。ホトトギスやノジコのさえずりが聞こえるが、アカショウビンの声は聞こえなかった。前回と同じところにノスリがいた。前回同様よく鳴く。沢の方に下ってみたが、やはりアカショウビンの声は聞こえなかった。ノジコの声が近かったので探したが、見つけられなかった。道の脇の葉にカワトンボが止まった。 気分転換にたまにトンボも良いかと思い、2,3枚撮ってみた。6時半すぎ、次のポイントに移動。志津の自然博物園だ。行ってびっくりしたのは、道路わきに止めてある車の列!びっしり並び、満員御礼状態だ。そろそろ「月山筍」が出始めたようだ。仕方なくセンター前の隅っこに止めた。雪はほとんど消えていた。まず、オオルリが出てくれた。しかし、霧雨にややガスが出ているので、暗い!なかなかシャッタースピードが上がらない。 次に、前回見つけたミソサザイの巣を見に行ってみ た。早速ミソサザイのさえずりが迎えてくれた。せっかくの歓迎ムードなのに、やっぱり暗い!まあ、何とか1,2枚は見られるだろう。8時になったので、朝おにぎりを食べることに。今日は、下の弓張平まで下って駐車スペースで食べることにする。山際に止めて、窓を開けると、いきなり、「チッ、チッ、チッ、チッ、~~~~!」コルリの声。何年ぶりだろう、コルリの声聞くの。コルリのさえずりを聴きながらの朝ごはん。最高のブレックファーストだ。食べたら次のポイントに移動する予定だったが、コルリを探すことにした。駐車スペースからウォーキングコースが整備されていて、鳥見コースにもなかなか良い感じだ。コルリは見つけられなかったが、イカル、ゴジュウカラ、アカゲラ、ホトトギス、キビタキなど観察することができた。次は、大江町に戻り、ハチクマポイント、カワセミ・ヤマセミポイントを回って帰ることにした。ハチクマはいなかったが、近くのハッチョウトンボの生息ポイントをのぞくと、いっぱい飛び回っていた。まだハッチョウトンボを撮ったことがなかったので、2,3枚撮ることに。しかし、・・・これが難しい。 何せ日本一小さいトンボ。体長2cm弱だ。フィールドスコープの焦点距離ぎりぎりでないと、大きく撮れないのだ。農作業の方が声をかけてくださり、ハッチョウトンボのことをいろいろと教えていただいた。ここは知る人ぞ知るポイントだが、いろんな方たちが協力して、知恵を出し合って保護しておられるようだ。また、他にも多くの種類のトンボがいるようで、なかなか楽しい。2,3枚のはずがどんどんシャッターを押してしまう。おまけに、となりの杉林からサンコウチョウの声が聞こえてきた。これも久しぶりで嬉しかった。おかげですっかり時間を使い果たしてしまい、帰りはカワセミにちょっと挨拶した程度でお昼の帰宅となった。今回は、鳥よりトンボの観察撮影がメインとなったようだ。こんなことは今までに無い体験で、これはこれで結構楽しかった。それにしても、今日は暑い。今年初の真夏日となった。
【出会った鳥たち、声も ※トンボ】ノスリ・ホトトギス・カッコウ・ノジコ・ホオジロ・モズ・サンショウクイ・オオルリ・キビタキ・コルリ・クロツグミ・ミソサザイ・ゴジュウカラ・イカル・アカゲラ・カワセミ・サンコウチョウ ※ハッチョウトンボ・カワトンボ・セスジイトトンボ・ヨツボシトンボ