今年の春は、シギチを見に行くことができなかったので何とか秋は見に行きたいと思っていた。それと・・・6月にETCを購入したのだが、まだ1回も使っていないそうこうしているうちに、高速料金がタダになるかもしれないこれは何とかETCを使って早めに元をとりたいものだ。という訳で、この日、石巻にシギチを求めて出かけた。土日1000円なので、目いっぱい高速を使うことにしたカーナビによれば2時間ぐらいなので、朝はちょっとゆっくりめの5時に家を出た。寒河江ICから山形自動車道に上がり、東北自動車道を通って、仙台東部道路・南部道路から三陸道に入って、石巻に着いたのが8時前だった。途中眠くなり、PAで眠ってきたから・・・ところで、料金だが、1000円ではなく、2200円だった。今ひとつ納得がいかないが通常は4000円なので、まぁよかった・よかったって感じかなで、肝心の鳥さんだが、堤防沿いに歩きながら探したが、全くいない!これはハズしたかな?と岩沼・鳥の海へ移動しようかと考え始めた頃、シギの群れが飛ぶ光景が目に入った。なかなか降りてくれなかったが、何とか近くに舞い降りてくれてホッとした トウネンの群れだった。中に変わったトウネン(?)がいないか一羽ずつていねいに見ていったが、自分にはよくわからない。キョウジョシギが入っているのは分かった。それから、足が黄色なので、大きさからキアシかな?・・・と思っていたら、近くにいるバーダーの方に教えていただいた。何とコオバシギ冬羽だった。前から一度会いたいとずっと憧れていたシギだ最初の印象は、「コ」なのにちょっと大きいなぁ・・・という感じだった。 トウネンの群れの中にいたせいもあるだろうが・・・。背中のサブターミナルバンドが識別ポイントとなっている灰色っぽい中型のシギだ。それから、キリアイが一羽入っているのも教えていただいた。赤茶色の濃い、背中にV字の白斑がポイントだ。長めのくちばしの先が少し曲がっているのもポイントだ。キリアイとは2度目の出会いだった数限りなくシャッターを切り、やや飽きがきたところで、ちょっと場所を移動すると、向こう側の石ころのところに黄色っぽいスマートな背の高いシギを発見たぶんあの○○シギかなぁ・・・と思いつつ、今ひとつ自信が持てない。小走りしては止まり、また小走りしては止まりなので、チドリかなぁ・・・と、さっき教えていただいた方に画像を見ていただいた。 「これはムナグロですよ。」と教えていただいた。自分的には○○チドリかなと思っていたので、しっかりハズレだった。そのムナグロ幼鳥も、しばらくしてトウネンのところにやってきた。11時半頃、おなかがすいたので、腰をおろして、トウネンの群れを眺めながら昼食をとった。こんな形で3時間ほどたっぷりとシギチを堪能し、帰りも高速で家に帰った。久しぶりに充実した鳥見だった。
【出会った鳥たち】 トウネン・キリアイ・コオバシギ・ムナグロ・メダイチドリ・キョウジョシギ・ハヤブサ