きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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寒河江市いこいの森’24.4/15

2024年04月20日 | マイフィールド

寒河江市谷沢にある「いこいの森」は、自宅から10分弱のところにある里山の公園だ。グラウントの周囲には桜の木があり、そろそろ咲き始めたかと思い下見がてら行ってみた。もしかすると、夏鳥も来ているかもしれない。東側の駐車場に車を置き、歩いていくと、何と、トイレが新しく建っていた。そして、キャンプスペースのところには、水道設備が作られていた。今後キャンプする人たちがたくさんやってくるかもしれない。鳥見人からすると、ちょっと気が重い感じだ。鳥たちに影響がなければよいが・・・。桜の花は、まだ咲き始めという感じだ。歩いていると、土手などにショウジョウバカマがあちらこちらに咲いている。こちらは、今が見頃のよう。

<桜、ショウジョウバカマ>

林の中は、あまり鳥の声がしない。夏鳥たちの賑やかなさえずりを早く聴きたいものだ。かすかにメジロの声が聞こえるが、桜の木には来ていないようだ。代わりに見つけたのが、マヒワだった。まだ居るの?と言いたくなるところだが、夏鳥たちがやってくるまでの間、しばらくお相手してもらうことになるかな。何の木か分からないが、さかんに芽吹いたばかりの芽を食べている。旅立つ前の腹ごしらえといったところか。

<マヒワ>

マヒワが居なくなると、またまたシーンとなる。すると、今度は「ギー。」と、コゲラの登場だ。1羽で動いているが、こちらは、繁殖活動はまだなのかな?

<コゲラ>

特にめぼしい鳥さんも出ないので、本日はここまでかな・・・と、駐車場の方に戻っていくと、前方に何やら黒い鳥さんが・・・。クロツグミを確認!夏鳥第1号だ。警戒心の強い鳥さんなので、樹の陰やら柵の陰に隠れながら観察撮影したが、どうも、様子がおかしい。ずっと左足を上げていて、時折、地面にベタっと座り込んでしまう。どうも、足をケガしているみたいだ。渡ってくる途中、どこかでケガをしてしまったのかもしれないなぁ。これからの繁殖に影響がなければよいが。見ていると、片足ながら地面の落ち葉をどかしてエサをとっているようには見えるが。何とか、無事にがんばってほしい。

<クロツグミ>

他に、ちょっとだけ見られた鳥さんも。エナガは、コゲラの後に出会うことができた。こちらは、巣材を集めているようだった。イカルは、高い樹の上でさえずっていたが、距離があり、証拠写真しか撮れなかった。シメとツグミは、クロツグミを観察しているところに出てきた。こちらは、渡去前の栄養補給に余念がないようだった。

<エナガ、イカル、シメ、ツグミ>

こんな感じで、半日鳥見終了となった。クロツグミに出会えたのは嬉しかったが、ケガをしているのでどうも心が痛い。これから、オオルリやキビタキなど夏鳥たちが本格的にやってくるのを楽しみに、新緑の季節までここに通うことになるだろう。


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