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きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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チゴハヤブサ’22.8/19

2022年08月23日 | 村山地方
この時期、どこに行ったらいいか悩んでしまう。うれしい悩みならいいが、悲しい悩みだ。今の時期は、これといった鳥さんがいない。さんざん悩んだ末、「チゴハヤ、ヒナは生まれたのかなぁ?」と思ったので、チゴハヤブサのポイントに行ってみることに。今回は、午後からの鳥見だ。
カメラをセットし、周囲を見回したが、チゴハヤは見当たらず。まぁ、杉の木なので、居てもなかなか見つからない。しばらくすると、「キー、キー。」とチゴハヤの声が聞こえてきた。
声のする方を丁寧に見ていくと、枯れ木のところに、チゴハヤを発見。しかも、幼鳥だ。すでに巣立っていたのだ。良かった。ここで幼鳥を見るのは久しぶりかもしれない。一羽しかいないの?と、粘って探していると、杉林の中からもう一羽が飛んできた。どうやら、幼鳥は2羽のようだった。3時間ほどの観察撮影だったが、様々な場面を観察することができた。
<エンゼルポーズ他>
見つけた時、幼鳥のとまっているところは杉の枯れた枝が込み入ったところだった。写真の撮れる位置を探していろいろ動き回っていると、幼鳥が羽を広げ始めた。これはと思い、すかさず連写。運よくエンゼルポーズを見ることができた。

<食べ物を巡るバトル>
2羽の幼鳥は離れて枝にとまっていた。そこに、親鳥がエサを運んできた。一羽の幼鳥がもらったエサはアブラゼミだった。親鳥が来なかった幼鳥はしきりに鳴いていたが、突然飛び立ち、エサをもらった幼鳥の所へ。「エサ寄こせぇ。」「いやだぁ!」バトルが始まった。アブラゼミをつかんだ幼鳥は逃げてしまった。バトルを仕掛けた幼鳥にも親鳥がエサを持って食てくれたので、良かった、良かった。

<食事の様子>
親鳥が運んできたのは、どうやらコウモリのようだ。幼鳥は、獲物を隠すようにしながら食べている。

<親鳥>
幼鳥の近くにとまっているのは、見た感じ雌のようだった。そして、かなり距離のある所の杉の木の上にとまっているのは雄のようだ。雄雌の判別は、胸の下地の色合いと縦斑の太さで見分ける。胸の下地の色合いは、雄は白いが、雌はバフ色だ。縦斑は、雄は細いのに対し、雌は太い。

<いろいろと>
今日は、チゴハヤブサの幼鳥を確認し、様々な様子を観察撮影することができた。これから南に渡っていくまでの1か月余り、親に見守られながら狩りの仕方や飛行術などを学び、無事に南の越冬地まで渡って行ってほしいと願うばかりだ。


またねぇ~。

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2 コメント

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Unknown (ロメオ)
2022-08-23 10:44:36
チゴハヤブサ、元気に巣立っていて良かったですね!
私は見たことがありませんが、関西にも少数が越冬に来るそうです。
パッと見ると、チョウゲンボウのような雰囲気ですね。
先日、干上がった池にシギチを見に行きました。
突然、ハヤブサが飛来して、シギチは飛び去り写真は撮れず。
翌日、がんばって早起きして再挑戦。
戻って来ていて採食風景を見せてくれました。
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ロメオさん (NOBU)
2022-08-23 17:17:27
ロメオさん、コメント有難うございます。
山形県がチゴハヤブサの繁殖の南限と以前は言われていました。現在はわかりませんが・・・。
チョウゲンボウとパッと見、似てますよねぇ。
シギチのシーズンですねぇ。
ハヤブサは自分的に大好きなんですが、シギチを見ている時に現れて、シギチをすべて飛ばしてくれると、ハヤブサが憎たらしくなってしまう自分。
申し訳なく思っています。
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