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2度あることは3度ある(箱根駅伝往路)

2011-01-02 22:31:40 | 他スポーツ
今日は完全にテレビの前を占有できなかったので、箱根駅伝の往路を全部は見ていません。ただ、展開ならインターネットである程度わかったので、それでコメントします。昨年の段階では東洋大の柏原選手は、山登りのスペシャリストみたいに言われていますが、トラックでも28分台のタイムを持つエースなので、2区に置くことも可能と思っていました。

しかし、過去二度の箱根駅伝で山の恐ろしさを知った今では、柏原選手のような山で計算できる駒は5区にこそ置くべきと、考えを変えました。その通り、柏原選手は5区で出場しましたが、今季はトップとの差が3分弱と、柏原選手がベストならちょうどいいハンデのように思えました。

今季は出雲駅伝不出場、全日本駅伝区間3位と結果を出していない柏原選手の状態は不安視されていました。しかし、関東の大学生は箱根で結果を出そうと、箱根にベストの体調を持ってくる調整をしているようです。柏原選手の最初の1kmの入りが2分40秒台と聞いたときは飛ばしすぎと思いましたが、それは状態がいいからでした。

それでも、東洋大が確実に優勝できるほどの貯金を稼ぐのは難しいのではと思っていました。今年は優勝候補の早稲田の方も山岳対策を立てていて、そんなに一気に置いていかれるようなことはないと思ったからです。事実、2位早稲田との差は27秒と、十分逆転可能なタイム差です。一人が20kmも走る長丁場の箱根駅伝なら、何が起こるかわからないと思うのは自然でしょう。

鍵は6区でしょう。山登りのスペシャリストを持つ東洋大も、山下りには柏原選手ほどの自信は持っていないはずで、ここで早稲田が捕らえることができれば、再逆転もありうると思っています。しかし、今日は2度あることは3度あると示した柏原選手の活躍に拍手を送りたいと思います。
コメント (2)
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