Kobby loves 埼玉&レッズ

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決勝トーナメントの相手候補(中国対カタール)

2011-01-16 21:35:06 | ワールドサッカー
まだ日本の決勝トーナメント出場が決まっていない段階で書くのはどうかという思いもありますが、かなり確率は高いと信じ、ブログにアップします。それは、日本が1位通過すれば当たる確率が高い、2位争いの中国対カタール戦のレポートです。試合前、ウズベキスタンが既に勝ち点を6に伸ばしており、中国は勝てば決勝トーナメント決定と王手を掛けた状況でした。

しかし、このまま2連敗で大会を去るわけにはいかない地元カタールは、前半から激しいプレスを掛けてきました。これで中国の攻撃陣は押し込まれてしまい、前線にはボールがほとんど入らず、苛立った中国の監督が1トップのFWを前半で交代させるほどでした。

中国の弱点はファウル数が多いことです。前半の時点で地元テレビ局の統計を見ると、中国のファウル数はカタールの2倍以上でした。FKキッカーである左利きのMFシディークは今の代表には入っていないようですが、セバスチャンもFKを蹴れますし、FKを多くもらえればそれだけチャンスが増えます。

また、カタールの攻め方もファウルをもらうことを意識していました。ゲームメーカーが負傷欠場していたカタールは、強力なポストプレーヤーでもあるウルグアイから帰化したセバスチャンにアーリークロスを入れてきました。この単純な攻めの前に、セカンドボールを拾えなかった中国は焦ってファウルで止めることになりました。

セバスチャン自身にはゴールはありませんでしたが、もう一人のFWアハマドがこの試合では2ゴールと絶好調でした。特に1点目のゴールは地元テレビ局が喜びのあまり何度もリプレーを出すほどの見事なもので、ももでしっかりトラップしたボールを、地面に落ちる前にハーフボレーできっちり叩くゴールは見事なものでした。

しかし、この試合の決着は意外な形でつきました。勝負のために交代枠を早めに使っていた中国のCB(4番)が、セットプレーの攻撃の際相手GKと激突して太ももを負傷してしまいました。最初は痛みをこらえて一旦ピッチに戻りますが、再び倒れて担架を入れてしまい、中国は10人でのプレーを余儀なくされました。

これでは中国は得失点差を不利にしないため、2点差での敗戦はやむを得ないと攻撃の駒を減らして守りを固めるしかありませんでした。こういうのは映像を見ないとわからないことなので、休日に映像を見た成果はあったかなと思います。
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サウジアラビア戦プレビュー

2011-01-16 12:34:14 | ワールドサッカー
大会前は、明日のサウジアラビア戦は両者決勝トーナメントを決めていて「談合試合」になるのではと予想していました。しかし、ヨルダン、シリアの健闘でこの組はもつれ、まだどのチームも決勝トーナメント進出を決めていませんし、サウジは既に1次リーグ敗退が決まってしまっています。

日本にとっては引き分け以上で決勝トーナメントが決まりますが、サウジも同じ中東のヨルダンやシリアを援護しようと打倒日本に燃える可能性もあります。まったくやる気がないという可能性は低いと思います。

サウジの攻撃の中心は長身FWのヤセル・カフターニです。前回のアジア杯では左MFだったアブドゥルラフマン・カフターニと兄弟で出場していましたが、今回はヤセル一人が残っています。ただ、当時の印象はドリブラーのマレク・ハウサウィの方が脅威だったイメージがあり、カフターニの方はさほど目立ちませんでした。

サウジはこれまでの印象では比較的ボールをつないで丁寧なサッカーをしてくるチームです。ただ、早めに監督を替えたがる癖があります。それが成功してアジア杯で決勝まで進出した2000年大会の成功例もあります。今回もシリア戦の敗戦でポルトガル人の監督を解任して、アシスタントのジョハルを昇格させましたが、再現はならず1次リーグ敗退です。

そのため、サウジの側から見るとこの日本戦はどういう位置づけにするか難しい試合ではあります。若手主体に切り替えて将来の強化につなげる可能性もありますし、これまでのベストメンバーを信じてとにかく日本から勝利を目指すかもしれません。

日本は松井が肉離れで欠場という情報があります。また川島はレッドカードで出場停止です。松井の代わりは岡崎、川島の代わりは西川がいますから、それほど大きな戦力ダウンにはならないでしょうが、ベンチに攻撃的な駒の少ない日本の場合、岡崎がスタメンとなると途中から出せる攻撃的な選手が李忠成だけということになり、苦しいです。

試合展開にも依存するので、攻撃的な選手を途中から出さないで済む展開にできればいいですが、追う展開になると切りたくても切れるカードがないという事態になるかもしれません。FW登録が3人しかいないというのは、どこかで苦戦の要因になるのではと思っていましたが、それが今回の試合にならないよう願っています。
コメント (2)
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