Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ブルドーザー2トップ(久御山対滝川第二)

2011-01-10 16:45:26 | 高校サッカー
今日の高校サッカー決勝はさすがに3連休の最終日で体力も回復したので、試合中に寝ることはありませんでした。しかし、昨日の夜は嵐を思わせる強風が吹く、寝付けない夜だったので、今日国立へ行かれた方は相当苦労なされたことと思います。

見所は何と言っても滝川第二の「ブルドーザー2トップ」と呼ばれる樋口君(10番)、浜口君(11番)のコンビを、組織の久御山が抑えられるかだと思っていましたが、結論から言えば思う存分活躍されてしまいました。二人とも2得点で、樋口君は8得点で単独の得点王に輝く結果になりました。

個人的には浜口君の1点目を一番評価したいです。本城君(9番)の頭での折り返しに体で相手DFをブロックして、後ろ向きでボールを受けながら素早く反転してゴールを決めたその運動神経には、マニアックな文章を書くだけのオタクの私には感服するばかりです。

それでも、久御山の方も持ち味は十分見せた試合でした。「京都のバルサ」と呼ばれる組織力でここまで勝ち上がってきた能力は、この試合でも十分見ることはできました。確かに点は5点取られてしまいましたが、1対1でボールを奪ってパスを回す、W杯のスペイン代表のようなサッカーを見られたことはすばらしかったですし、一時は3点差をつけられながらも、3-4と1点差まで追い上げて勝負をもつれさせた執念は評価すべきだと思います。

滝川第二は日本代表の岡崎慎司選手を輩出している学校で、アジアカップを戦っている岡崎自身からかつてのチームメイトに電話が掛かってきて、母校のリードに喜んだという話です。当時の監督だった黒田氏は、J1神戸から強化部長のオファーが来て、現在のかこい(漢字出ず)監督が後を継いだようです。

高校生らしい、常に前を向いて戦う姿は、本当にさわやかでした。高校生のサッカー選手で満員の国立競技場を体験できる機会はこの選手権決勝しかありませんから、自分は4万人の観衆を楽しませたと、これからの人生で誇りを持って生きて欲しいと思います。
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執念の勝ち点1(1/9日本対ヨルダン)

2011-01-10 13:17:28 | ワールドサッカー
昨日のヨルダン戦、見ていました。最初は格上日本に対しヨルダンは格下戦術に徹し、勝ち点1でも取れればいいというサッカーで来ました。日本も本田圭佑、内田、香川、長友あたりでボールが回っていたので、これは負けはないという、まだ点も取っていないのに変な安心感を持ってしまいました。

しかし、それは吉田の足に当たってコースが変わったヨルダンのミドルシュート一発で、これはまずいという気分に変わります。ヨルダンは4-5-0-1のような布陣で、5人のMFが守備のときは目一杯横に広がって日本の攻めを寸断し、特に日本のSBがオーバーラップしたときはサイドハーフとSBの2枚で応対するなど、約束事が徹底していました。

4-2-3-1の日本は、その「1」の前田が機能せず苦しい戦いになります。後半頭から前田を下げて李忠成を投入して、裏を狙う戦略に変えますが、李忠成はいくら広島で1トップの経験があると言っても、国際試合の1トップにはあまり向いていないように見えました。くさびのパスをさばいたり、頭で合わせたりという、ザッケローニが1トップに要求する動きは得意でない印象を受けました。

ザッケローニの交代では、岡崎の投入は正解でした。天皇杯の疲れはあるでしょうが、動いてボールを引き出すタイプの岡崎が左サイドに入ったことで、サイドに速い攻めを実行することが可能になりました。しかし、ヨルダンも守り切れば勝ちですから、最終ラインの枚数を増やしてでも逃げ切りにきました。

負けるとシリア、サウジアラビアと続く残り2戦の連勝が条件になる日本にとって、何とか勝ち点1でも取っておきたいところでしたが、最後香川が個人技で取ったCKを短くつないで、長谷部のクロスをファーで吉田が頭で合わせて何とか追い付き、引き分けに持ち込みます。ファーサイドがボールウォッチャーになると監督の指示があったそうです。

またもヨルダンにはやられてしまいました。ヨルダンの代表監督はイラクU-23代表をアテネ五輪4位に導いた監督だそうで、アジア最優秀監督の経験もあります。そんな名監督が、何とか格下チームのヨルダンに勝利の喜びをもたらそうと必死で考えてきた策略にあと少しで勝ち点0に終わるところでした。やはりアジアの戦いは準備期間の足りない日本には苦しいのかもしれないし、戦いながら強くなっていくしかないのでしょう。
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