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土佐ノ海引退

2011-01-08 17:27:42 | 他スポーツ
今日は高校サッカーの準決勝ですが、今年も3年連続で体が平日のリズムを消化しきれずにテレビの前で寝てしまったので書けません。そのため、大相撲から古いネタですが、私の最後の同期生、土佐ノ海の引退を取り上げます。

土佐ノ海は最高位は関脇で、若貴、曙、武蔵丸と対戦しているあたりが全盛期でした。相撲は押し相撲で、長身力士ですが、その長身を折り曲げるように前傾させて、前に出る相撲を得意にしていました。学生相撲で活躍した幕下付け出し力士で、学生時代は「東の尾曽(のちの武双山)、西の山本(土佐ノ海)」と2強と呼ばれました。

武双山が大学を3年で中退して相撲界に入ったのに対し、土佐ノ海は大学を卒業してから相撲界に入ったので、1年の差があるのですが、この1年で武双山が幕下で連続優勝して十両入りするなど驚異的な出世街道を見せたので、土佐ノ海にとっては「大先輩」のような存在だったようです。

立ち合いで、「ウン」という声を出して相手を押し込む相撲は、同期生であることもあってファンでした。ただ、下半身が硬いという課題があり、引き技に弱いという欠点も指摘されていました。また、あまり大言壮語しないタイプで、優勝争いでトップに立っても、「目標は10勝」のような控えめな発言をする人でした。

勝負師としては、その欲の無さはどうなのかという気もしましたが、金星の数も多く、間違いなく一時代を支えた脇役だったと思います。しかし、そんな土佐ノ海も、最近は十両が定位置になってきました。古い廻しを、いつまでたっても新調しないところを見ると、いつやめてもおかしくないと思っているのだろうということは推測できました。

そんな土佐ノ海は、野球賭博事件の影響で幕内から十両に下がる力士が続出したため、38歳の史上最高齢入幕を果たします。ただ、それが最後の輝きだったようで、その場所を2勝13敗で終えると、次の場所も4勝11敗で幕下陥落が決定的になり引退を決意します。

ついに相撲界も全員年下になったかという思いもありますが、相撲の場合世代交代は少しずつやってくるので、この日は時間の問題という覚悟はできていました。引退後は年寄「立川」を襲名します。親方としての活躍を期待したいです。
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