Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ラグビー大学選手権決勝

2011-01-09 19:57:45 | 他スポーツ
今日はサッカーの試合は今夜遅くですので、即日更新は例によって勘弁していただき、今日の昼間に行われたラグビーの大学選手権決勝からネタを引っ張ってきます。カードは早稲田対帝京大で、帝京大は連覇がかかり、早稲田なら2年ぶりという、いわば「常連対決」になりました。

一般にラグビーではFWで勝つチームは地味な印象があります。帝京大もFW(ロックとフランカー)に外国人選手を置き、去年の大学選手権もそのFWの力で勝っています。たぶん、スタンドから見るとターンオーバーなどがわからないので地味な印象を受けるでしょうが、テレビで見た私には強さを感じさせる勝ち方でした(帝京大17-12早稲田)。

理由はそのキープ率の高さと、スクラムの圧倒的な強さでした。サッカーならキープ率が7割近いチームは大抵勝つと言われていますが、ラグビーの場合カウンター攻撃がサッカーより有効で、事実早稲田はそういう戦い方を得意にしています。準決勝の早明戦でそのカウンターが冴え渡り、古豪明治を圧倒した戦いぶりを見ていると、決勝もそれが再現するのではと思っていました。

しかし、帝京大のキープ率の高さは、終盤の時間稼ぎのうまさにも相通じるところがあって、早稲田がようやくトライを返したのは残り4分というがけっぷちの時間でした。トライは決まっても、もう時間がないと、早稲田ファンの私が観念したほどです。

また、スクラムの強さは意外なところで効いてきました。それはあまりにも圧力が強すぎて早稲田のスクラムハーフがボールを入れられないことです。この能力があるから、たとえ帝京大のバックスが手痛いノックオンをしても、帝京大の監督はおそらく平然としていられたのでしょう。

相手ボールのスクラムが全然怖くないということになれば、バックスは思い切り良く出て行かれますし、ペナルティをもらう確率も高くなります。結局この試合はPGが勝負を分けましたが、PGをいい位置で取れたのはそのFWの強さが理由です。あまり展開をしないラグビーなので、地味な印象は受けますが、そのFWは驚異的でした。こんな勝ち方もあるんだと、私の頭に一ページを刻んだ印象です。
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なかなか見られなかった名手(沢登正朗)

2011-01-09 11:30:21 | 他チーム
オフネタらしく昔話ですが、清水の10番といえば未だにこの人のイメージが残っている沢登正朗選手の思い出です。沢登は東海大一高時代から高校選手権で有名だった選手で、その後東海大に進学してから清水入りします。ドーハの悲劇をベンチながら見守った一人で、このときの予選では1次予選のアウェイのUAE戦で同点ゴールを決めています。

しかし、代表にも入っていた全盛期には、私自身がサッカーのことをわかっていませんでした。ようやくある程度わかるようになってからは、沢登の方がベンチスタートが多くなり、なかなか沢登のどこがいいのかが明確な言葉で表現できませんでした。引退前に何とか沢登の特徴くらいは押さえておきたいという気持ちは募るものの、なかなか見ることができませんでした。

埼スタで念願の沢登を見たとき、技術型のMFというのが第一印象でした。FKやCKもいいボールを蹴るし、ボールもキープできる選手です。全盛期はもっと運動量が多かったのかもしれませんが、途中出場が多くなっても清水の10番は沢登という存在感は健在でした。

よく、私は富士宮に出かけることがあったのですが、私がサッカーファンだと知ると地元のタクシーの運転手が必ず名前を出すのが沢登でした。少年時代は大石寺の隣にある芝生のグラウンドで練習していたとか、地元静岡で活躍していたローカルタレントと結婚したとかの話を聞きました。

そんな清水の英雄は、強化指定選手で清水に来ていた藤本淳吾のプレーを見て、彼が清水に入るなら10番の後継者にふさわしいと思ったようです。2005年シーズン限りで引退した沢登は、翌年入団する藤本に10番を託してチームを去ります。

正直、沢登に関しては、本当の全盛期を覚えていないので、私の印象よりもっとすごい選手だったのだろうと想像するしかありませんが、地元清水でサポーターに愛された、いい選手だったことは間違いありません。
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