Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

縦へのスピード(ウズベキスタン対豪州)

2011-01-28 17:04:24 | ワールドサッカー
風邪で会社を休んでおり、こんな時間にブログを書いています。今年は社内でも風邪が流行っていて、私もそこでウイルスをもらった可能性があります。しかし、もう一週間ですから治りが悪いのは確かで、検査を受けに行きます。

今回はアジアカップの準決勝、ウズベキスタン対豪州からネタを引っ張ってきます。このカードは日本以外の試合では最も楽しみにしていたカードで、豪州のパワーサッカーにパワーで対抗できるのはCBに大柄な選手が揃うウズベキスタンだけだろうと思っていたからです。

そのため、最終スコアの6-0で豪州勝利という結果には驚いていました。いつか映像で確認しようと思っていましたが、今回の風邪で想像より早く機会がきました。この試合では、豪州の6点のうち、得意のセットプレーは1点だけで、しかもヘディングではなくこぼれ球を押し込んだゴールです。

つまり、豪州はパワーでウズベキスタンに勝った訳ではなく、別の手を使ったのです。それはウズベキスタンのDFのスピード不足を狙ったショートカウンターでした。ウズベキスタンはCBのアフメドフの攻撃参加を武器にしていますが、そこで取られたときのカバーリングがボランチのハイダロフの個人能力に任されていて、バランスが悪いという欠点があります。

また、アフメドフ自身も後ろへ走る動きはあまり得意ではなく、最終ラインが1枚だけになる時間もあります。豪州の先制点のキューエルの得点がまさにそこを狙ったゴールで、中盤で取ってから速く攻めるパターンでうまく点を取りました。

前半で2-0にしてからは、もう豪州のワンサイドゲームで、ウズベキスタンはボール支配率だけは高いものの、ただ後ろで回すばかりになってしまいました。解説の福西氏によれば、ウズベキスタンのボール回しが足元ばかりで単調で、リズムの変化がないため豪州は守りやすいそうです。

豪州はきれいなオフサイドトラップを掛けるチームではなく、2枚のDFで慎重にカバーリングを徹底するチームです。この相手に日本代表で最も有効な選手は香川ですが、ないものねだりをしても仕方ないので、本田圭佑のような、リズムを変えられる選手に期待したいです。
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頼りになった1トップ(1/25日本対韓国)

2011-01-28 12:52:57 | ワールドサッカー
これまで、前田の1トップはあまり評価していませんでした。点こそ圧勝したサウジアラビア戦で2点取っていますが、ボールを収めることが十分にできておらず、前田に入れてから日本の攻撃が始まる形があまりなかったからです。

しかし、この日の前田は、さすがJリーグ得点王という勝負強さを、大事な場面での同点ゴールという形で見せてくれました。左からのクロスをワンタッチで合わせたゴールは、前田に多い得点パターンで、それをこの大事な場面で出せるのは実力がある証明です。

韓国の1トップ、チ・ドンウォンも持ち味を見せました。確かに真ん中で待っているタイプではないというのはこれまでの試合で見た通りですが、チ・ドンウォンの場合、サイドに出されたロングボールに追い付ける脚力があります。

また、韓国の場合は、朴智星、李青龍の両サイドハーフがFWの位置に入っても十分プレーできます。チ・ドンウォンはあくまでおとり役と決まっていて、他の選手に点を取らせる役割なのです。

審判の判定はおかしいところもあって、韓国の先制点になったPKの場面での今野と朴智星の競り合いは普通のプレーに見えましたし、日本が延長戦で取ったPKも岡崎が倒されたとはいえ、PKになるほど悪質なものには見えませんでした。

この試合が苦しい試合になったのは、韓国の延長戦終了間際のゴールもありますが、後半の韓国の3トップへの変更に対応できなかったこともあります。チ・ドンウォンを下げて11番を入れた交代で、韓国の3枚の中盤にセカンドボールを拾われて苦しい戦いになりました。

結果的には点にならなかったとはいえ、日本もチーム全体の疲れが出てきているのかと気になるプレーで、アジアカップで準決勝に初めて進出したウズベキスタンがチーム全体の疲れからか豪州に0-6で大敗したところを見ると、日本も疲れていないと言えば嘘になるでしょう。

ただ、日本の場合気力は十分張り詰めていて、韓国とのPK戦での川島の二つのセーブなど、気迫あるプレーは見られています。豪州もベテラン主体のチームなのできっと疲れてはいるでしょうから、決勝戦は気力勝負になると思います。
コメント (2)
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