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ヨルダン戦プレビュー

2011-01-06 19:08:13 | ワールドサッカー
今日はどうしてもネタがないので、来週日曜日に行われるアジアカップの日本対ヨルダン戦のプレビュー記事にします。ヨルダンはイラクの隣国で、イラクからの避難民が集まるなど比較的不安定な国です。塩分濃度が濃いことで知られる死海のある国です。

サッカーに関しては、ヨルダンは親善試合で来日したこともありませんし、W杯予選も3次予選までで消えていますから、正直言えばヨルダンの代表チームを見た経験はありません。ただ、2004年に中国で行われたアジアカップの準々決勝で日本と対戦してPK戦まで持ち込んだチームです。

一般に中東の代表チームは中堅国を見てもシリアやイエメンのようにそれなりに組織はできているチームが多いですから、ヨルダンも組織がばらばらで簡単に崩せるということはないでしょう。Rマドリードのユースチーム出身で、今はルーマニアでプレーする選手もいるという情報です。

むしろ、日本の方がどう動くかが楽しみです。ザッケローニは日本国内でのキャンプで、ウディネーゼやACミラン時代に使っていた伝家の宝刀、3-4-3を試したという報道です。今は3バックは組織を崩されやすいという理由でどこのチームもやらなくなっていますが、完全優勝(2002年)当時の磐田のように、タッチラインの幅を3人で均等に分担するという手法もあります。

ボール支配率では優位に立てそうな相手だけに、ザッケローニが理想とする攻撃サッカーで一気に相手を圧倒するスタイルを見せるかもしれません。もっとも、4-3-3もやっていたので、必ずしも3バックで行くとは限りませんが。

注目は初めて代表の10番を背負う香川のプレーです。ドルトムント(ドイツ)ではトップ下のポジションを取るだけではなく、点を取ってアピールしている旬の選手で、以前から持っていた意外性のプレーだけではなく、体の切れも数段増したように思えます。本人はトップ下を希望しているそうですが、本田圭佑とポジションがかぶるので、左ウイングでの起用が有力です。

これだけ海外組が多い代表を見るのは初めてで、豪州あたりは毎回こんな苦労をしているのだろうなと思いますが、彼ら次第でアジアのどこまで行けるか決まるので、楽しみにしています。
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