Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

転んでもただでは起きぬ(川内優輝)

2014-03-02 20:37:21 | 他スポーツ
今日は雨模様だったので、トレーニングはお休みにして、家でびわ湖毎日マラソンを見ていました。注目は公務員ランナーで有名な川内優輝選手で、国内招待選手でベストのタイムを持ち、本人も2時間7分台が目標と強気でした。ただ、NHKの情報によれば、川内は2週間前の熊本城マラソンで太ももを痛めていて、コンディションはベストではないと聞いていました。

こういう国際マラソンは、外国人のペースメーカーが複数いて、きっちりkm3分で刻んでいいタイムを出しやすくしています。川内もそれは理解していて、30kmまでペースメーカーに付いていった上でタイムを狙う皮算用でした。しかし、解説の尾方氏によれば、川内が苦しそうな表情をするのはいつものことでも、それが20km手前というのは早すぎると危惧するコメントでした。

それは当たってしまいます。川内は25km手前で先頭集団から遅れ始め、7分台は狙えない展開を余儀なくされます。そこで大幅に遅れたり、棄権したりする有力選手は多いですが、川内はここからプロ意識を発揮することになります。km3分のイーブンペースは、そのまま走り切れば6分台が出るペースで、理想的とは言われていますが、有力選手でもきついペースなのは間違いありません。

そのため、トップのキプルト、ウォルク、佐々木を除く選手は、ペースメーカーが外れた後に遅れてきました。その展開が川内には幸いしました。粘ってkm3分10秒前後をキープしていた川内は、一時17位に遅れながら、少しずつ遅れた選手を抜いて行って、最終的には日本人2位の総合4位という位置でフィニッシュします。タイムも10分台と、決して失敗レースではありません。

川内はアマチュアでも、意識はプロ以上とよく言われますが、こういう諦めない姿勢が尊敬される理由なのだなと、この日のマラソンぶりですごさを理解できたと思います。川内は再来週、さいたまシティマラソンで地元埼玉県でハーフの距離を走ります。私も3kmですがさいたまシティマラソンに出場予定ですので、表彰式あたりで彼を見られることを楽しみにしています。
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引くときは思い切って(3/1G大阪対浦和)

2014-03-02 20:29:19 | 浦和レッズ
昨日の浦和開幕戦、NHK-BSで生中継だったので多くの方がご覧になっていると思います。浦和はご存知の通り、1-0という浦和らしくない粘ったスコアで勝利しました。昨年の浦和はリーグ最多得点を記録しながら、失点がリーグで下から6番目という守備の弱さがたたり、リーグ6位で無冠という結果に終わりました。得点力をあまり落とさないで、守備力をどうやって向上させるかに注目してこの試合を見てみました。

その守備力アップの方法は、守るときは思い切って5バックにして引くことでした。浦和の攻撃時4-1-5、守備時5-4-1の使い分けは既に知れ渡っており、4-1-5にしたタイミングをカウンターで狙う浦和攻略法を、昨年は止められませんでした。広島時代は守備の練習をしなかったミシャが、今回の指宿キャンプでは守備の練習を多く取り入れ、どうやって守るかのノウハウを蓄積した印象です。

もちろん、G大阪も浦和攻略の対策は考えていて、4-1-5にしたときに「1」に入る柏木のところを、佐藤と倉田で挟んでショートカウンターという狙いは見て取れました。実際にそれが成功した形もあり、那須は前半立ち上がりでイエローをもらうなどの不安定さも若干は感じました。それでも、G大阪は比較的「出てくる」チームなので、浦和は無理に4-1-5を続ける必要がなく、5バックにする時間が多くなっても落ち着いていた印象を受けます。

得点の形は、柏木のCKから相手DFのクリアが阿部勇樹の前に転がってきて、シュートが槙野に当たったという幸運なものです。それでも、勝利は必然だったと考えられます。速い攻撃から原口がドリブルで崩したり、スピードで平川や宇賀神がスペースに飛び出すなど、浦和のやりたい攻撃の形は現れており、キャンプでやろうとしていた形を発揮するという意味では成功だった開幕戦と思います。

また、解説の山本正邦氏のコメントによれば、G大阪左SB藤春の突破を、浦和が右アウトサイドに平川を起用して抑えたことが勝因と話していました。確かに、右アウトサイドに平川を起用するのは慎重策で、昔もギドが監督だったときに右アウトサイドを永井でなく平川にしておくことが、横浜FMのドゥトラ対策だったこともあります。確かに、藤春には平川がよくついており、5バックにするだけでなく個人ベースで勝ったことが、この勝利の要因だったと思います。
コメント (2)
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