Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

信頼性の崩壊(3/29神戸対浦和)

2014-03-29 22:20:53 | 浦和レッズ
今日の神戸戦、スカパーの中継だったのでご覧になっていない方もいらっしゃるでしょうが、結果は1-3で浦和敗戦です。神戸は浦和対策をあえて立てず、浦和のストロングポイントのアウトサイドが空くリスクは承知で、逆に浦和の攻撃時の布陣の4-1-5にしたときに前からプレスを掛けて取りに来る手でした。

そのため、相手が対策を立ててこなかった左アウトサイド宇賀神が、絶妙のピンポイントクロスで梅崎のゴールをアシストするまでは浦和はゲームプラン通りだったでしょう。ただ、この日は原口が不調で、しかもアタッカータイプの原口と梅崎のトップ下というのはあまりいいコンビではないという、逆風が浦和にはありました。

腰痛で欠場した柏木か、ブラジルに手術で帰国しているマルシオか、どちらかのパサーがいれば前半で勝負を決められる可能性もありました。しかし、1点止まりだったことで、神戸に反撃のチャンスを与えてしまいました。一つの大きな課題は、1失点目が森脇のミス、2失点目が鈴木啓太のミスと、凡ミスで逆転されたことです。

ミシャサッカーの4-1-5は、DFやボランチに高い信頼性を要求するサッカーです。ここで凡ミスが出れば即失点という厳しさは、ミシャサッカーを良く知る森脇や鈴木啓太ならわかっていると思っていましたが、森脇のミスはフェイントでペドロ・ジュニオールを抜きに行った軽率なプレーで、もっともやってはいけないプレーでした。

鈴木啓太は、相手がプレッシャーに来ていることを理解しないでボールを出したGK西川の責任でもあるので、一概には言えませんが、それでも危なくなったらクリアでもいいと割り切らないと、神戸が取りに来ている以上危ないことは理解しないといけません。

また、もう一つの課題は、相手ボランチのシンプリシオが何度もフリーになったことです。結果的にはゴールに結びついていませんが、シンプリシオを起点にしたスルーパスは敵ながらすばらしく、さすがはセリエAのローマでプレーしただけのことはあると、実力は認めざるを得ません。

シンプリシオが機能した理由は、浦和の守備時の5-4-1の「5」と「4」の2ラインの間のスペースを狙われたもので、ここまでG大阪戦、広島戦と勝ったときに機能していた5-4-1がここまで破られた事実は直視しなければいけません。ボランチの位置から出てくるシンプリシオはマンツーマンでマークをつけられる相手ではないので、こういうボランチはたいていのチームにはいるはずと、何か策を練らなければいけないでしょう。
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屋形船

2014-03-29 19:56:36 | 雑記
今日は会社のイベントで、隅田川を行き来する屋形船に乗ってもんじゃ焼きを食べました。花見ですが、船の中からでは桜は遠く離れていました。何か、面白い写真を撮ろうと思うところがブログ効果で、船だと明らかにわかる写真はこれだと思って載せます。



隣の船です。屋形船は結構頻繁に出ていて、このように途中で別の船とすれ違うことはよくあります。



桜の開花状況です。昨日は一分咲きだった桜ですが、暖かい天気で一気に開花しました。ただ、船から見る桜はちょっと遠く、花見を目的とするなら陸上から見た方がいいです。



船の上から見たスカイツリーです。これほど近くから見るのは初めてです。屋形船は浅草のあたりで止まっていて、スカイツリーのシャッターチャンスは何度かありましたが、これが一番いい写真かなと思って載せます。
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ちぐはぐな名門(マンチェスターU対リバプール)

2014-03-29 16:26:25 | ワールドサッカー
今朝、イングランド・プレミアリーグのマンチェスターU(以下マンU)対リバプールを見ていました。結果は0-3というマンUの惨敗で、これほどまでにちぐはぐなマンUは初めて見ました。今のマンUを見ると、選手の補強ポイントを誤った印象です。

ビディッチ、RファーディナンドらCBは高齢化しており、特にファーディナンドは瞬間的な反応が遅れるなど衰えが見られます。開幕前の補強はトップ下のフェライニだけという、チーム力を信じたモイーズ監督の判断は裏目に出ました。

その結果、CBはスモーリング、エバンス、Pジョーンズという若手の出番が多くなりましたが、彼らはまだ世界レベルの選手ではなく、マンUは常に優勝が要求されることを考えると力不足は否めません。また、サイドのウイングプレーヤーが多すぎる弱点もあります。

バレンシア、ナニ、Aヤング、ウェルベックと、スピード型のウイングが好きなのはイングランドの伝統とはいえ、これだけたくさん同タイプがいては使い切れません。1月の移籍市場でも、このウイングには手をつけておらず、攻撃的MFのマタを補強したほどです。

皆が羨むワールドクラスのストライカー、ルーニーとファンペルシーがいて、7位という成績は惨憺たる成績と言わざるを得ません。来季の欧州CL出場は厳しくなり、この豪華2トップを引き留めておけるかどうかはわかりません。

対戦相手のリバプールの方がわかりやすいサッカーをしていました。高い位置からのプレスとショートカウンターです。今季のリバプールはスアレス、スターリッジの2トップが好調で、リーグトップの得点力を誇ります。

彼ら二人はスピード型なので、前を向いて走れる形を作ればチャンスになります。また、スアレスは自分が走るだけでなく、パスを出して味方を走らせるのも得意です。24得点10アシストと、数字にも現れています。前回のW杯では準々決勝のガーナ戦のハンドというありがたくない目立ち方だったスアレスですが、今回のW杯はいい方で目立つかもしれません。

リバプールも攻撃的なジェラードが1ボランチという、不安もあった布陣でしたが、ダイヤモンドの中盤の前3人が献身的に動いて未然に防ぎました。途中で守備的なボランチのルーカスを投入したところを見ると、ロジャース監督も不安だった起用でしょうが、見事に当たりました。
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