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ウイングの代表格(ロッベン)

2014-03-03 21:16:10 | ワールドサッカー
日本サッカーにあまりいないタイプの選手は、高速のウイングプレーヤーです。日本代表でこの位置に入る岡崎慎司や香川真司はどちらかといえば真ん中に入って得点に絡む方が得意で、純粋なウイングプレーヤーは現役ではFC東京の石川直宏くらいしか思い浮かびません。

そのため、ウイングプレーヤーといえば思い付くのは海外の選手で、代表格はオランダ代表FWアリエン・ロッベン(バイエルン)だと思います。バイエルンの4-1-4-1はロッベンとリベリーの突破力を生かすためのサッカーで、1トップのマンジュキッチはあくまでおとり役です。

ロッベンは右での起用が多いですが、左もこなせます。オランダ代表で左を見たことがあります。19歳の頃から代表で活躍しているので、大ベテランのように思えますがまだ30歳です。ロッベンのプレースタイルは若い頃からほとんど変わっておらず、スピード型です。

そのため、W杯の楽しみは相手チームのロッベン対策です。CBに自信のあるチームなら、ロッベンには縦に行かれてもいいと割り切り、クロスは上げられてもいいという守り方をします。ボランチに自信のあるチームなら、SBに縦を切らせてロッベンを中へ行かせ、ミドルシュートを打ちにきたところを潰します。

どちらかといえば、後者の守り方が多かった印象ですが、サッカー雑誌の記事で見た、欧州選手権でチェコ代表のブリュックナー監督が試した手は、プロのサッカーライターが驚くほどでした。ロッベンの活躍で0-2にされたチェコは、右SBグリゲラを下げて攻撃的MFを入れます。

ロッベンをマークしていたグリゲラがいなくなり、ロッベンにはマーカーがいない状況になります。しかし、ロッベンへのパスの出所の左SBファンブロンクホルストにプレッシャーを掛ければロッベンは消せるという決断で、後半はロッベンの存在感がなくなり、チェコが3-2の逆転勝利を収めます。

メッシ、Cロナウド、ロッベンといったあたりは、世界中が対策を立ててくるほどの存在です。その対策は打ち破られることが多いですが、まれに成功するとチーム戦略がクローズアップされます。そんなビッグネームと無名軍団の対戦も、W杯の楽しみ方の一つだと思います。
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