最近はサッカー以外のスポーツで書きたいネタが続出しています。終わったばかりの大相撲春場所からのネタです。春場所は大関鶴竜が14勝1敗の成績で優勝して、今日の横綱審議委員会を通過すれば横綱に昇進します。
この昇進は幸運もありました。横綱昇進の内規は「2場所連続優勝またはそれに準ずる成績」ですが、昭和の昔に優勝なしで横綱に昇進した北尾が、不祥事で角界を去る事件がありました。それ以来横綱昇進の基準が厳しくなり、なにがなんでも2場所連続優勝しないと横綱には上げないと相撲協会は頑なになっていました。
しかし、ちょっと前に大関が6人できた異例の番付を受けて、大関が乱立するのは横綱昇進の基準が厳しすぎるからだという意見が協会内部で出ていました。そのため、日馬富士、稀勢の里あたりから「準ずる成績」でも上げようというムードができました。鶴竜も成績は2場所連続14勝1敗と見事ですが、連続優勝はしておらずこの基準が緩んだのに救われた昇進です。
鶴竜はモンゴルから来日して関取になっていた元小結旭鷲山や、今でも現役の旭天鵬の姿をテレビで見て力士を志し、井筒部屋に日本語で手紙を書いて入門したエピソードで知られます。事実、鶴竜の日本語能力は相当高く、日本語の新聞を読めるほどです。
元関脇逆鉾の井筒親方は鶴竜の将来性を高く評価していて、「逆鉾のもろ差しと寺尾の突き押しを兼ね備えた」力士になって欲しいと夢を語っていましたが、正直入幕した頃は横綱になれる力士だとは思っていませんでした。理由は当時の体重が110kgほどの軽量力士だったからです。
当時の鶴竜は、速攻を繰り出したときの相撲のうまさは持っていましたが、突き押し相手に軽量を突かれて押し出される相撲が目立った印象です。こういうタイプが強くなるためには、井筒部屋の先輩、元大関霧島や、モンゴルの先輩、元横綱朝青龍のように筋肉で増量して130kg以上の体を作る必要がありました。
実際、最近の鶴竜は体重も140kgを超え、容易には土俵を割らない粘りを手に入れました。白鵬には全然勝てませんでしたが、先場所の本割りでもろ差しになって勝ち、今場所は立ち合いで突いて勝ち、まさに逆鉾と寺尾の長所です。朝青龍のように、力強い横綱になることを期待したいです。
この昇進は幸運もありました。横綱昇進の内規は「2場所連続優勝またはそれに準ずる成績」ですが、昭和の昔に優勝なしで横綱に昇進した北尾が、不祥事で角界を去る事件がありました。それ以来横綱昇進の基準が厳しくなり、なにがなんでも2場所連続優勝しないと横綱には上げないと相撲協会は頑なになっていました。
しかし、ちょっと前に大関が6人できた異例の番付を受けて、大関が乱立するのは横綱昇進の基準が厳しすぎるからだという意見が協会内部で出ていました。そのため、日馬富士、稀勢の里あたりから「準ずる成績」でも上げようというムードができました。鶴竜も成績は2場所連続14勝1敗と見事ですが、連続優勝はしておらずこの基準が緩んだのに救われた昇進です。
鶴竜はモンゴルから来日して関取になっていた元小結旭鷲山や、今でも現役の旭天鵬の姿をテレビで見て力士を志し、井筒部屋に日本語で手紙を書いて入門したエピソードで知られます。事実、鶴竜の日本語能力は相当高く、日本語の新聞を読めるほどです。
元関脇逆鉾の井筒親方は鶴竜の将来性を高く評価していて、「逆鉾のもろ差しと寺尾の突き押しを兼ね備えた」力士になって欲しいと夢を語っていましたが、正直入幕した頃は横綱になれる力士だとは思っていませんでした。理由は当時の体重が110kgほどの軽量力士だったからです。
当時の鶴竜は、速攻を繰り出したときの相撲のうまさは持っていましたが、突き押し相手に軽量を突かれて押し出される相撲が目立った印象です。こういうタイプが強くなるためには、井筒部屋の先輩、元大関霧島や、モンゴルの先輩、元横綱朝青龍のように筋肉で増量して130kg以上の体を作る必要がありました。
実際、最近の鶴竜は体重も140kgを超え、容易には土俵を割らない粘りを手に入れました。白鵬には全然勝てませんでしたが、先場所の本割りでもろ差しになって勝ち、今場所は立ち合いで突いて勝ち、まさに逆鉾と寺尾の長所です。朝青龍のように、力強い横綱になることを期待したいです。