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イタリア版佐藤寿人(ディ・ナターレ)

2014-03-11 18:29:09 | ワールドサッカー
昨日はウディネーゼ対ミランの映像を見ていました。ミランの出来の悪さは目を覆うほどで、本田圭佑ももらいたいタイミングでもらえないので、本田圭佑が取られてカウンターという形は残念ながら多かったです。パスミスも多く、このチームを機能させるには時間がかかりそうと思います。

今回話題にするのは、相手ウディネーゼの1トップ、ディ・ナターレ(10番)です。ディ・ナターレのこの日のゴールは、セリエA通算182得点で、フィオレンティーナの伝説バティストゥータに並びました。これほどの選手がなぜ地方チームのウディネーゼにいるのか疑問に思う方もいらっしゃるでしょうが、ディ・ナターレ自身が全てのオファーを断っているからです。

ディ・ナターレは30歳を過ぎてシーズン20点が取れるようになった遅咲きです。イタリア代表では2010年W杯、2012年欧州選手権に出場しています。プレースタイルはイタリア版佐藤寿人というイメージがしっくりきます。背の低いディ・ナターレは基本はスピード型ですが、相手最終ラインと駆け引きしてフリーになる技術が高いです。

この日のミラン戦のゴールもうまくフリーになってゴール前に詰めた形で、今季限りでの引退を表面しているのがもったいないと思うほどです。佐藤寿人と違うのは足元のテクニックの豊富さです。以前、欧州リーグのアウェイ、リバプール戦の彼のプレーを見ましたが、3-6-1のウディネーゼではディ・ナターレは前線で孤立することもあります。

そういうときに、個人技を発揮してキープできるのがディ・ナターレの良さで、このリバプール戦でもリフティングでキープして味方の上がる時間を稼いで結果的にはアシストしてみせました。ウディネーゼの試合を見るときは彼を注目すると面白い選手です。

ウディネーゼは、かつてジーコが2年間在籍したチームで、ディ・ナターレ以前は「ジーコのチーム」と言われていました。ディ・ナターレはおそらくその歴史を塗り替えたはずで、引退後も生涯ウディネーゼに関わっていきそうだと思います。
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