Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

サッカー少年の手本(シルバ)

2014-03-28 22:33:58 | ワールドサッカー
昨日はイングランド・プレミアリーグのマンチェスターU(以下マンU)対マンチェスターC(以下シティ)のマンチェスターダービーを見ていました。結果はシティの3-0という完勝で、マンUはまったくいいところがなかった試合です。特に采配面にずさんさが見られました。本来ボランチのクレバリーの右MF、本来トップ下のフェライニのボランチ起用、中でも最悪なのは、本来FWのルーニーのボランチ起用です。

ルーニーは運動量とロングパスの技術がありますから、平均的なボランチはできます。しかし、ルーニーはFWに置くから怖いので、ボランチルーニーに魅力は感じません。このままでは、ルーニーに「FWのできるチームへ行きたい」と移籍志願をされるかもしれません。ルーニーは若手ではなく、既に世界中のチームから高額オファーを受ける選手なのですから。

そのため、マンUに着目すると面白くないので、相手のシティの攻撃的MF、シルバのプレーを中心に見ていました。シルバは上背は高くありませんが、高いボールコントロールテクニックを持っています。特に日本人のサッカー少年に真似して欲しいのは、周りの動きをよく見て、正確に相手のいない側にボールをコントロールするテクニックです。

シルバは運動量はありますが、長い距離をフリーランニングできるMFではないので、ボランチはできません。そのため、スペイン代表では起用が制約されるのが残念で、布陣が4-3-3だとMFに守備が要求されるので出番は厳しいです。それでも、そのテクニックは是非とも世界の目に触れてほしいので、スペインの戦術が4-2-3-1になることを期待しています。

日本人に似た風貌のシルバを、日本人選手に例えるなら中田英寿でしょう。トップ下が得意でボールが収まり、ポジショニングが絶妙でボールを受けるときに余裕を持てるテクニックがあります。それに加えて、中田英寿にはないドリブルという武器もあり、見ていて楽しい選手です。今は、シティの試合を見るときはいつもシルバから見る癖がつきました。
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ボール支配率70%(マインツ対バイエルン)

2014-03-28 18:50:28 | ワールドサッカー
後半だけのテレビ観戦ですが、ドイツのブンデスリーガで圧倒的な強さを誇るバイエルンミュンヘンの映像を見ました。ブンデスリーガは、まだイングランド・プレミアリーグのように全チームにワールドクラスがいるリーグではないので、唯一ワールドクラスを揃えるバイエルンの独走は予想通りです。

バイエルンは欧州CL優勝監督のハインケスをあえて交代させて、後任にバルセロナで欧州CLを制したグアルディオラを置いています。グアルディオラの戦術的な面白さは、その圧倒的なボール支配率です。もちろん、バルセロナ時代の4-3-3から、バイエルンでは4-1-4-1にシステムは変えています。

それは最も生かす必要がある選手が違うので当然で、バルセロナでは世界一のストライカーのメッシを生かすためのパスサッカーを採用しましたが、バイエルンではロッベン、リベリーのワールドクラスのウイングを生かすための4-1-4-1です。

それでも、システムは違えども、バイエルンも圧倒的なボール支配率を誇るチームになっているところはさすがグアルディオラです。開幕前のnumberの記事を見た限りでは、4-1-4-1の弱点である1ボランチのシュバインシュタイガーのところをBチームに4人で挟ませる、最悪を想定した紅白戦をしていました。

ロッベンとリベリーがどうしても目立ちますが、この映像で見た限りでは、キーマンはインサイドハーフのクロースです。4-1-4-1のインサイドハーフはボールを納めたり、サイドからのクロスに詰めるのが一般的な役割ですが、クロースは時には引いてシュバインシュタイガーをサポートしながら、機を見て前にも絡む重要な役割を担っていました。

中継したNHK-BSで、アナウンサーがクロースをボランチと判断して、4-2-3-1と実況するほどで、主役こそロッベンやリベリーでも、グアルディオラの戦術を良く理解した、クロースのような地味な仕事人が出るところは、さすが世界の名門バイエルンです。

マインツの試合なので岡崎慎司を書きたいところですが、岡崎慎司にはほとんどボールが入らなかったので、バイエルン中心の記事にしました。
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