無観客試合になった清水戦ですが、一人の若き才能が次世代の浦和を担うアピールをしたのが唯一の収穫です。それは平川と交代で後半開始から途中出場した右アウトサイド、関根貴大選手です。関根は今季ユースから昇格した18歳の新人です。
関根はキャンプ中の練習試合で点を取ってアピールしており、その端正な顔立ちもあってきっと人気が出るだろうと思っていましたが、想像より早く出てきました。関根の売り物は簡単にはボールを失わない粘りと、重心の低いドリブルです。
清水戦であそこまで通用したのは、もちろん相手の左SBが本来トップ下の河井だった理由もあります。しかし、関根のドリブルは瞬間的なスピードがあり、相手を一歩出し抜ける魅力があります。クロスの精度も高く、原口のゴールになった場面以外にも、李忠成の頭にピンポイントで合わせています。
また、関根は相手に当たられても倒れない魅力があります。バランスを崩しながらも強引に持っていったプレーが値千金の同点アシストになりました。ユース上がりは最初からフィジカルを備えているケースは稀ですが、このプレーは「関根いいじゃん」とサポーターに思わせるインパクトがありました。
課題は90分持つかどうかでしょう。このプレーが90分できるなら、一気に平川を押し退ける可能性もありますが、同じようにユースから昇格した高橋峻希も新人時代は90分持たなかったので、関根もまだまだ平川ほどの体力はないと予想しています。ミシャサッカーではアウトサイドはよく交代するので、関根はまずは安定してベンチに入るところからのスタートでしょう。
また、守備も改善の余地があります。今回は球際の粘りで抜かれながらもぎりぎりボールに触って難を逃れましたが、相手の左アウトサイドが身体能力に任せて出るタイプだと、力で振り切られる恐れがあります。関根は体力面の準備を怠らず、一年間切り札の役割ができれば、今年は成功だと思います。
関根はキャンプ中の練習試合で点を取ってアピールしており、その端正な顔立ちもあってきっと人気が出るだろうと思っていましたが、想像より早く出てきました。関根の売り物は簡単にはボールを失わない粘りと、重心の低いドリブルです。
清水戦であそこまで通用したのは、もちろん相手の左SBが本来トップ下の河井だった理由もあります。しかし、関根のドリブルは瞬間的なスピードがあり、相手を一歩出し抜ける魅力があります。クロスの精度も高く、原口のゴールになった場面以外にも、李忠成の頭にピンポイントで合わせています。
また、関根は相手に当たられても倒れない魅力があります。バランスを崩しながらも強引に持っていったプレーが値千金の同点アシストになりました。ユース上がりは最初からフィジカルを備えているケースは稀ですが、このプレーは「関根いいじゃん」とサポーターに思わせるインパクトがありました。
課題は90分持つかどうかでしょう。このプレーが90分できるなら、一気に平川を押し退ける可能性もありますが、同じようにユースから昇格した高橋峻希も新人時代は90分持たなかったので、関根もまだまだ平川ほどの体力はないと予想しています。ミシャサッカーではアウトサイドはよく交代するので、関根はまずは安定してベンチに入るところからのスタートでしょう。
また、守備も改善の余地があります。今回は球際の粘りで抜かれながらもぎりぎりボールに触って難を逃れましたが、相手の左アウトサイドが身体能力に任せて出るタイプだと、力で振り切られる恐れがあります。関根は体力面の準備を怠らず、一年間切り札の役割ができれば、今年は成功だと思います。