Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

栃ノ心、幕下優勝

2014-03-21 20:56:41 | 他スポーツ
今日は祝日ということで、幕内下位から相撲中継を見ていました。そこで、嬉しいニュースが飛び込んできたので、一日に相撲ネタ二本は多すぎるかもしれませんが、思わず書いてしまいます。それは、膝の靭帯を断裂して幕内から3場所連続で休場していた、幕下西55枚目のグルジア人の元小結栃ノ心が復帰の場所で7戦全勝で幕下優勝を飾った知らせでした。

栃ノ心の番付は、十両筆頭、十両14枚目、幕下15枚目と休場の間、どんどん下がっていました。先場所の幕下15枚目が、関取に一場所で復帰できる最後の地位で、ここでも出ることができなかった以上、もう土俵で栃ノ心を見ることはないのではとの気持ちも正直頭をよぎりました。

幕下55枚目の力士の動向となると、衛星放送で昼の1時くらいからテレビに張り付いていないとわからず、出ているかどうかわからない力士にそこまではできないなと思っていましたが、期待以上の全勝優勝で、各段優勝となればNHKが幕内の取り組みの時間にヒーローインタビューをするので動向がわかります。

そこで久しぶりに栃ノ心の相撲を見ましたが、確かに休場の原因になった膝には分厚くテーピングが巻かれていました。それでも、栃ノ心はこの休場期間の半年間、膝以外の筋肉は鍛えていたようです。事実、幕下優勝を賭けた相撲では、相手力士とは上半身の筋肉量が全然違い、一人十両力士が混ざっているほどの実力差を感じました。

この優勝で、来場所の栃ノ心の番付は、幕下一桁に上がるでしょう。来場所勝ち越せば十両復帰できる位置に上がるはずです。ついにここまで来るんだと思うとうれしいです。写真は幕内時代の栃ノ心を撮らせていただいたもので、当時前日の相撲でうっちゃりで勝ち、応援しようと思っていたら当の本人が自分の横を歩いていてびっくりして、写真撮影を黙認してもらいました。

栃ノ心には、十両、いや幕内に戻ってきて、また国技館の2階席から「栃ノ心頑張れ~」と叫んでみたいです。久しぶりにいいニュースで、予定を変更してブログに書きたくなった衝動を感じました。

p.s.この栃ノ心の写真が、私が定期的に国技館に行くようになった動機です。昨年の初場所のチケットを確保したとき、両親は「相撲はテレビで見られるんだから」と呆れていました。しかし、この栃ノ心の写真をきっかけに、切符もぎりや売店にいる親方衆の写真などを撮れることに気づき、今は東京場所の度に国技館に行っています。
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高い位置からのプレス(Aマドリード対ミラン)

2014-03-21 18:18:54 | ワールドサッカー
欧州CL決勝トーナメント1回戦、Aマドリード対ACミラン(マドリード、ビセンテ・カルデロン)を映像でチェックしました。BS12chの無料放送で見られた、めったに見られないスペインのチームなので、Aマドリード中心に見てみました。Aマドリードは元アルゼンチン代表ボランチ、ディエゴ・シメオネが監督になっています。

現役時代、地味ながら堅実に働く守備の職人だったシメオネのチームらしく、Aマドリードは全員で連動する面白いように組織が機能するチームになっています。Rマドリードとのダービーマッチも2-2で引き分け、リーグでも上位にいるAマドリードは、圧倒的なタレントがいないので欧州CL優勝こそ難しそうに思えますが、いいチームでした。

その戦略は高い位置からのプレスでした。サイドに人数をかけて、高い位置で奪ってショートカウンターの狙いはチーム全体に浸透していました。先制点は前半4分という早い時間に入ったのですが、右サイドの速いプレスから素早くクロスを入れて、FWジエゴ・コスタ(19番)が足の先でわずかに合わせて決めたアクロバティックなゴールでした。

ボール支配率だけを見れば、ミランの方が高いですが、Aマドリードは帰陣のスピードが速く、守るべきときは後ろの2ラインをしっかり引いて守り、取ったら縦に速く攻めるサッカーができていました。ミランは後ろで回させられている状態で、たまたまワンチャンスでカカ(22番)がヘディングで決めて一時同点にしましたが、最終スコアの4-1ほどの内容の差がありました。

この試合の注目ポイントはジエゴ・コスタでした。ブラジル生まれですが、スペインに帰化して代表に入り、スペインの弱点と言われる1トップの有力候補です。タイプ的にはポストプレーヤーですが、打点の高いヘディングで勝負するよりは足元のうまさで勝負するタイプで、相手DFを背負ったときのプレーでは正確に止めて味方の上がりを待てます。

また、この日はDFラインの裏へ飛び出すプレーも見られ、4点目のゴールでは右サイドを抜け出して角度のないところから決めてみせました。ポストプレーヤーにしては足が速い、全盛期のドログバのようなタイプで、ブラジルW杯ではスター候補生の一人ではと期待しています。

この試合は、映像の制作局がスペインですが、なぜかハイビジョンでありませんでした。正直、サッカーの戦術分析はハイビジョンの解像度が頼りなので、背番号が見えないノーマルビジョンでは中盤でボールが回っているときに誰が誰だかわかりません。布陣図だけは何とかアップになった映像で突き止めましたが、もっと詳細な分析をしたかったともどかしい思いも残りましたが。
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元大関琴欧洲引退

2014-03-21 13:11:08 | 他スポーツ
昨日、元大関琴欧洲が現役を引退し、琴欧洲親方として佐渡ヶ嶽部屋の部屋付きで後進の指導にあたることが発表になりました。大関は3年間、現役名の親方として角界に残れるので、その間に名跡を取得するのでしょう。

琴欧洲の思い出は、やはり2008年5月場所の優勝でしょう。優勝はこれ一回でしたが、長身の体を生かした本格的な四つ相撲はセンスの良さを感じました。琴欧洲はブルガリア出身で、少年時代はレスリングの選手で、五輪金メダルを目指していました。

ただ、琴欧洲はその体の大きさ故に、レスリングの最重量級の体重制限が壁になりました。以前の規則の130kgでもようやくダイエットしていましたが、これが110kgに引き下げられた規則改正は琴欧洲にとって絶望的な数字でした。

そんなとき、レスリングのマットの上にプラスチックの俵を引いて遊びでやっていた相撲が琴欧洲の運命を変えます。相撲の欧州選手権に出場した琴欧洲に、佐渡ヶ嶽部屋のスカウトが言った口説き文句は「相撲はダイエットないよ」でした。当時琴欧洲は日本がどういう国か知らず、未だに侍がいると思っていたそうです。

琴欧洲はレスリングからの転向力士によく見られる悪い癖の、引き技で相手の後ろに回ろうとする癖がないという優れた特徴を持っていました。出世も早く、今の大関稀勢の里(当時萩原)と一緒に競って出世して、将来は曙や貴乃花のように一時代を作ることを期待されていました。

事実、大関昇進は今の大横綱、白鵬より早かったほどで、大器としての期待は大きい力士でした。そんな琴欧洲が横綱になれなかった理由は膝の負傷でした。琴欧洲は大関在位48場所で、上は千代大海(65場所)、魁皇(65場所)、先代貴ノ花(50場所)しかいない偉大な記録ですが、その在位中膝のテーピングがなかったことはありませんでした。

膝を負傷した場所で休場せず無理に出場したのが理由とも聞きますが、それでも長く大関を張り優勝もして、日本に来て良かったという思いは十分できたと思います。ファンとしては正統派四つ相撲の横綱を見たかったですが、よく頑張ったと称えたいです。
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