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大槻「組長」の改革(6/1川崎F対浦和)

2019-06-02 17:17:35 | 浦和レッズ
昨日のアウェイ川崎戦は、浦和を率いる大槻新監督の初戦で注目されていました。スタメンの名前だけ見ても改革の手は打たれており、右アウトサイドにプロ初スタメンの大卒新人岩武を起用し、布陣も3-6-1に変更しシャドーにマルティノスを起用してきました。これは、選手のコンディション面を重視した起用と思われます。事実、岩武もマルティノスも、前に思い切って仕掛ける動きができていたからです。

また、武藤のシャドー起用も、ミシャ時代の一番良かったときの位置に戻したとも言えます。興梠をうまく追い越して、後ろから出て行ってゴールを狙う形が良いと思ったのでしょう。もちろん、岩武を起用することは川崎サイドも対策を考えており、左MFの長谷川に岩武のところを仕掛けさせる狙いで入ってきました。

もちろん、浦和サイドも岩武一人では守備がもたないことは理解しており、武藤や青木などを援軍に与え、相手がSBの登里を上げてきても数的不利にならないような配慮は見せてきました。これで、このゲームのポイントははっきりしました。岩武が抑えきれば浦和の勝ち、破られれば川崎優位の試合になるというものです。

また、川崎サイドも去年とは戦い方を変えており、4-4-2でトップ下を置かずにサイドから速いクロスを入れてレアンドロ・ダミアンの頭に合わせる攻撃が主体でした。攻撃が左サイドに寄っているのを見た右MFの家長が、ポジションをあえて左サイドに寄せて長谷川の突破を後ろからフォローするなど、川崎はチームとして左サイドを使うという意図が見えていました。

川崎が左サイドを攻めてきたことで、浦和は逆サイドにいる宇賀神が使える展開になります。立ち上がり、宇賀神がクロスを入れて興梠がオフサイドになったもののゴールに流し込むなど、浦和のサイド攻撃やマルティノスを使ったカウンターなど、前半の流れではセカンドボールをうまく処理した浦和のものでした。

これまでのオリベイラ時代は、攻める選手が固定化されていた弊害がありました。この日の浦和は、行けるときになれば思い切って行っていいと皆が積極性を見せたことが、大槻新監督の打った大きな改革の手だと感じられました。後半については、のちほどマニアック分析で補足します。





























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